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12月第3週に読んだ本(まとめ) [既読一覧]

『抗生物質と人間』 山本太郎 2017/09
『バターはどこへ溶けた?』 ディーン・リップルウッド 2001/05
『図解やさしくわかる目の病気』 小沢忠彦(監修) 2017/11
『ウイルス大感染時代』 NHKスペシャル取材班 2017/10
『〈ひとり死〉時代のお葬式とお墓』 小谷みどり 2017/07
『なんだかよくわからない「お腹の不調」はこの食事で治せる!』 江田証 2017/11

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抗生物質と人間 [読書メモ2017]

『抗生物質と人間』 山本太郎 2017/09

抗生物質と人間――マイクロバイオームの危機 (岩波新書)

著者は長崎大学熱帯医学研究所教授。 抗生物質の過剰な利用が人間に悪影響を及ぼしているという本。

 抗菌薬耐性細菌のために、現在世界全体で毎年70万人が死亡している。2050年には、その数は1000万人に及ぶだろう。 これが意味することは何か。私たち人類が抗生物質を手にしてから、わずかに70年が経過したに過ぎない。にもかかわらず、私たちは抗生物質を開発した以前の時代に逆戻りしようとしているのだろうか。
 今日に至るまでペニシリンを産生するすべての株は、この1943年(に発見された)のカビの子孫である。
 抗生物質とは、「微生物によって作られる、他の細胞の発育または機能を阻止する物質の総称である」 現在実用化されているものは約100種類。
 人々は少なくとも、抗生物質の使用には、個々人において重大な副作用はないと考えてきた。しかしそれが、間違った認識かもしれないということが、近年明らかになってきた。
 肥満、喘息、食物アレルギー、花粉症、アトピー性皮膚炎、糖尿病など、これらの「現代の疫病」の背後にあると、多くの研究者が考え始めているものが、抗生物質が引き起こす私たちの体内に共生する細菌叢(そう=フローラ)の攪乱。
 細菌の種類は異なっていても、全体としてヒト・マイクロバイオーム(微生物相)が有する機能は、民族や個人にかかわらず共通している。
 アメリカにおいて抗生物質の使用量を調べた結果、抗生物質の使用量と州別の肥満者割合の間には強い相関が認められた。 抗生物質には動物の成長促進効果がある。抗生物質は、家畜の病気の治療や予防のみならず、成長促進に用いられてきた。 生後6ヶ月以内に抗生物質を投与された子供は、より肥満傾向にある。
 抗生物質の過剰使用は、耐性菌を生み出すだけでなく、使用者を他の感染症や免疫性疾患に罹患させやすくする。


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バターはどこへ溶けた? [読書メモ2017]

『バターはどこへ溶けた?』 ディーン・リップルウッド 2001/05

バターはどこへ溶けた?

著者は金融ビジネスで成功をおさめた後に仏門に入る。 寓話を通して、自分らしく生きる道を教える本。

 登場するのは2匹のネコとキツネ、そしてバター。 バターとは、追い求めだしたらキリがないもの、財産、名誉、権力・・・などの象徴。
 賢いキツネは森中を探し回って、バターを見つけるが、リスやネコをだましてひとり占めする。ネコの片割れ(主人公)はキツネの後を追ってバターを探しに出るが、見つけられず、やつれて戻ってくる。 ネコはこう思うのだった。「ほんとうの宝は、勝ち取るものではない。出会うものなのだ」「夢をいだいているときの決意など、逆境にあってはもろいものだ」「ネコである(ゴロゴロしている)ことが、ネコの幸せである」。 キツネは最終的に猟師に狩られる。
 ここで示される教訓は以下の通り: たしかなものなどない。 心から楽しめ
 移りゆく物事のすばらしさを知れ
 足をとめてしっかり自分を見つめよ
 自分らしくあれ
 清貧の志を持て
 ありふれた幸せに気づけ


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図解やさしくわかる目の病気 [読書メモ2017]

『図解やさしくわかる目の病気』 小沢忠彦(監修) 2017/11

図解やさしくわかる目の病気 白内障、緑内障、加齢黄斑変性

監修は小沢眼科内科病院院長。 目の病気についてわかりやすく解説した本。

 白内障:水晶体が濁ることで起こるのが白内障。原因のほとんど(9割)が加齢によるもの。 早ければ40代から発症し、年を重ねるにつれて誰の目にも起こる。 加齢による白内障では、一般的に進行が遅く、初期の自覚症状はほとんどない。 老眼の場合、近くの焦点が合わなくなってぼやけて見える。白内障では焦点が合っているものの、かすんで見える。
 白内障の主な症状:かすみ目、視界がぼやける。光がまぶしい。暗いところでは見づらい。細かい文字が見えにくい。ものが二重三重に見える。
 白内障かどうかは、水晶体の透明度を検査すれば、症状が出る前の早い段階でもすぐにわかる。
 水晶体は、一度濁ってしまうと、もとの透明な状態に戻すことはできない。
 緑内障:日本人の中途失明原因の1位が緑内障。高い眼圧による視神経の圧迫が原因。徐々に視野が欠けていく。極めてゆっくりと進行し、初期の段階で自覚症状はない。 緑内障がなぜ、起こるかすべてが解明されてはいない。眼圧を上げる要因は、眼球への強い圧迫、暗い場所での読書、パソコンの長時間使用、ストレス、喫煙なども影響すると考えられている。
 一度障害を受けた視神経はもとには戻らない。
 加齢黄斑変性:欧米では失明原因の第1位。日本でも、高齢化や食生活の欧米化で患者数が急増している。 網膜の中心部にある黄斑部に障害が起こる病気。ものがゆがんで見える。症状はまず一方の目から現れる。
 ドライアイ:目の酷使による疲労と勘違いされがちですが、ドライアイは涙の分泌異常などにより目の表面が乾燥してしまう、治療が必要な病気。 中年の女性に多い。


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ウイルス大感染時代 [読書メモ2017]

『ウイルス大感染時代』 NHKスペシャル取材班 2017/10

ウイルス大感染時代

2017年1月14日に放送された番組を基に書き下ろした。 現代はウイルスリスクの高い時代であるという本。

 20世紀以降、最も人類の命を奪ってきたのは、戦争でも自然災害でもなく、ウイルス。奪った人命は、天然痘ウイルス3億人、新型インフルエンザ5000万人、エイズ3500万人と推計される。
 人類が直面する最大の脅威は、ウイルス感染。
 文明化を進めてきた人類が、自らリスクを高めている。人口爆発による感染リスクの増大、温暖化による媒介生物の増加、家畜の増加による変異リスクの高まり、未開の森の開発による未知のウイルスとの遭遇機会の増加、航空網の発達に伴うウイルスの拡散リスクの高まり・・・。
 鳥にしかないと考えられていた鳥型レセプターが、ヒトの肺の中の細気管支や肺胞にもある、と考えられている。
 インフルエンザウイルスが根絶できないのは、人獣共通感染症だから。
 1970年以降、新興感染症、再興感染症が増えてきた要因は、ヒトと動物との接触の機会が増えたこと。
 温暖化によって近年、北極圏で気温上昇が進み、シベリアの永久凍土が溶けつつある。永久凍土が溶け、むき出しになった地層から未知のウイルスが放出される危険性がある。
 胎盤作りに決定的な役割を果たす遺伝子の一つは、ウイルス由来。


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〈ひとり死〉時代のお葬式とお墓 [読書メモ2017]

『〈ひとり死〉時代のお葬式とお墓』 小谷みどり 2017/07

〈ひとり死〉時代のお葬式とお墓 (岩波新書)

著者は第一生命経済研究所主席研究員。 最近の葬式・墓事情を解説する本。

 2015年に亡くなった人のうち、80歳以上の割合は男性で50.4%、女性で73%だった。ようやく男性も半数が80歳を超えても生きられる社会になった。
 2016年に、60代70代の男女1000人を対象に実施した調査では、「終活(にあたること)」をすでにやっていると回答した人は9%しかいなかった。
 2035年には東京では、世帯主が65歳以上の世帯のうち44%がひとり暮らしとなる推計。
 終活への関心の高まりは、自分らしい最後を考えたいというよりは、家族のあり方が多様化したことによって、自分であらかじめ考え、備えておかねばならない時代になったことが大きい。
 最近では、「特に仏教を信仰していないので、僧侶の読経はいらない」と考える人が少なくない。 庶民がお葬式を仏教でおこなうようになったのは、江戸時代に入ってから。
 お葬式の参列者は、1996年には平均180人いたが、2013年には46人となった。 超高齢になると、きょうだいや友人の多くはすでに亡くなっている。
 家族数人だけなら、お通夜と葬儀・告別式を2日間にわたってする必要がなくなる。「1日葬」「ワンデーセレモニー」と呼ばれるスタイルは、身内だけでの告別式をした後でそのまま火葬してしまうというのが一般的。
 東京では直葬はすでに3割近いという見解もある。
 現在、日本で認められている葬法は、火葬、土葬、水葬。
 埋葬法では、許可を受けた墓地以外に遺骨を埋蔵してはならない。ただし庭に墓石を建てるだけなら何の問題もない。遺骨が安置された段階から、法律上ではお墓となる。
 火葬の後、西日本では部分収骨、東日本では遺骨をすべて持ち帰ることを原則としている。諸外国では、火葬場に粉骨機が設置してあり、遺骨はパウダー状にして遺族に返却されるのが一般的。
 お金がない、頼れる家族がいない、社会とのつながりがないという”三重苦”を抱える人たちの増加で、これからますます、「悲しむ人がいない死」が増えていく。


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なんだかよくわからない「お腹の不調」はこの食事で治せる [読書メモ2017]

『なんだかよくわからない「お腹の不調」はこの食事で治せる!』 江田証 2017/11

なんだかよくわからない「お腹の不調」はこの食事で治せる! 世界が認めた低FODMAP(フォドマップ)食事法

著者は江田クリニック院長。 お腹の不調の原因は高FODMAP食である、という本。

 日本人はもともとお腹の弱い民族。 腸を整える健康法の多くが、実は間違っている。
 腸内細菌が腸内で生み出す乳酸や酢酸などの代謝物は、適量であれば良い影響。しかし過剰になれば、大腸内が酸性になって下痢や腹痛などの症状を悪化させる。
 お腹の調子が悪い人は、大腸の酸度が高い。
 お腹の調子の悪さは「糖質(FODMAP)」が原因。FODMAP=醗酵性のある糖質とは、オリゴ糖、二糖類、単糖類、ポリオール類の4つの糖類。
 ヨーグルトやオリゴ糖、発酵食品は、誰の腸にも良く働いてくれるわけではない。
 小腸が吸収できない「腸の負担になる糖質」こそが、4つの糖質=FODMAP。
 タマネギとニンニクは、過敏性腸症候群(IBS)の症状を起こす最大のひきがね。
 果物で最も安全なのが、バナナ、ブドウ、イチゴ。おすすめできないのが、リンゴ。スイカも注意しなければならない果物の一つ。
 低FODMAP食は、日本食に近い。 お米にはFODMAPが含まれていない。
 マヨネーズは低FODMAP。 高FODMAPとして避けるべきなのが、ハチミツ、マーマレード、バルサミコ酢。
 動物性たんぱく質にはFODMAPがひとつも含まれていない。
 FODMAPの成分に対する耐性にも個人差がある。最終的に食べていいかどうかはあなたの腸が決める。


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12月第2週に読んだ本(まとめ) [既読一覧]

『退屈すれば脳はひらめく』 マヌーシュ・ゾモロディ 2017/10
『シェアしたがる心理』 天野彬 2017/10
『中国がトランプに完全に敗れる6つの理由』 日高義樹 2017/08
『種子が消えればあなたも消える』 西川芳昭 2017/09
『トウガラシの歴史』 ヘザー・アーント・アンダーソン 2017/08
『新聞の嘘を見抜く』 徳山喜雄 2017/09

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退屈すれば脳はひらめく [読書メモ2017]

『退屈すれば脳はひらめく』 マヌーシュ・ゾモロディ 2017/10

退屈すれば脳はひらめく―7つのステップでスマホを手放す

著者はBBC記者を経てNY公共ラジオ局のホスト兼編集。 クリエイティブな発想をするためには退屈、スマホ断ちが必要であるという本。

 人は何もしないでぼーっとしているとき、ユニークなアイディアや問題を解決する方法を思いつく。創造性の定義にはいろいろあるけれど、脳内でまったく新しい結びつきが生まれることだとすれば、それにはちょっとした助けが必要で、あなたが退屈することこそが絶好のきっかけになる。
 退屈すると、「もし、こうだったとしたら?」と想像できるようになる。 独創性や創造力と、ぼーっとしているときにふと浮かぶ発想は、ひじょうに深いところでつながっている。
 私たちは退屈すると、身近なところにはない刺激を探しはじめる。 退屈はマインドワンダリング=デフォルトモードへの入口。
 退屈は、自分が本当にやりたいことをしていないぞと警告してくれ、同時に私たちが目標や仕事を切り替えるのをうながしてくれる。
 (スマホで)写真を撮ると、自分のかわりにカメラが記憶することを期待してしまう。 次はこれ、その次はあれ、というように延々と新しいことを経験し、結局はどれも十分に受け止められずにいる。
 2014年から15年にかけてスマホ中毒(1日に61回以上アプリを立ち上げる)は世界中で59%増加した。
 勤務時間外の(仕事の)メールを法律で禁止するドイツやフランスに移住する予定がないなら、きりもなく流れ込んでくる情報からいつどうやって逃れるかは、すべて自己責任。
 クリエイティブに問題を解決したいあらゆる人にとって、集中して新しいアイディアを本気で考えるには、ひとりの時間が必要。
 テクノロジーは、注意散漫を引き起こす史上最大の原因。テクノロジーは目標を達成する手段の一つだが、何を達成したいのかわかっていないと価値がない。


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シェアしたがる心理 [読書メモ2017]

『シェアしたがる心理』 天野彬 2017/10

シェアしたがる心理~SNSの情報環境を読み解く7つの視点~

著者は電通メディアイノベーションラボ副主任研究員。 最近のSNS環境について解説する本。

 現代では、誰もがシェアするような瞬間を探しながら生きている。
 ハロウィンにまつわる推計市場規模は1345億円となり、バレンタインデーの経済効果を上回ったという。その一端にも、ビジュアルコミュニケーションの力が関わっている。
 いま若年層を中心に支持(約8割以上の利用率)を集めている代表的なアプリは、ツイッター、ユーチューブ、インスタグラム、フェイスブック。
 写真はとっておきの一枚、動画はより手軽な日常のシーンをシェアするものという住み分けも進んでいる。
 シェアされている動画に期待されているのは、完成度そのものというより、親密感、動画をきっかけとしたコミュニケーションの可能性である。
 素晴らしい体験を生み出しシェアするのに必要な時間をいかに短縮するかが(アプリ成功の)勝負の鍵を握る。
 現代人はシェアすることによって自分がかたちづくられる。主体(アイデンティティ)を確定する要件は、何を考えているのかということではなく、何をシェアしているのかによる。
 「写真が撮れないならコスプレやパーティをする意味がない」。これはハロウィンに関する調査で、実に70%もの10代女性から得られた回答である。
 若年層のスマホユーザーに見られる特徴は、「消える(エフェメラル)」「盛る」「ライブ」。
 「(一定時間後に)消える動画」によって、より多くの日常的な瞬間がさらにシェアされるものになっていくだろう。
 10代女性においては検索サイトよりもSNS検索を頼る傾向が見えてきた。「タグる>ググる」が成り立つ。
 ネット上の有名人=インフルエンサーに影響を受けやすいと回答した割合は男女とも若年層ほど高く、なおかつ女性の方が高い。
 社会の変革は、情報の伝播によってドライブされる。


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