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ドライバーレス革命 [読書メモ2017]

『ドライバーレス革命』 ホッド・リプソン 2017/02

ドライバーレス革命 自動運転車の普及で世界はどう変わるか?
著者はコロンビア大学機械工学教授。 ドライバーレス技術の開発についてまとめた本。

 マシンビジョン(機械視覚)の研究者は数十年にわたり、視覚で捕らえた環境を人間のように迅速かつ正確に「理解」できるソフトの開発を試みては失敗を繰り返してきた。 しかし最近になって、人工知能が飛躍的に進歩し、この停滞状況を一変させる可能性が見えてきた。
 ドライバーレス・カーのテクノロジーはほぼ成熟している。イーロン・マスクは、現在の状況をこう述べる。 
 予測では、自動運転車は2025年には市販される。そして2035年には新車の10%が完全自動運転車になり、全世界における市場規模は380億ドルに達するという。
 毎年120万人が自動車事故で死んでいる。 車の90%が自動運転車になれば、車に関連する年間死亡者数は、米国だけでも3万2400人から1万1300人に減るという。
 最初の自動運転車は、特殊な場所に登場するだろう。実際、鉱山や農場では、すでに自動運転の車両を使っている。貨物輸送にも早くから導入される可能性がある。
 車間を詰めて別の車両の後を走れば、エネルギーを節約できる。こうしたテクニックを「プラトゥーニング」という。 ドライバーレス・カーはプラトゥーニングで路上スペースを有効に使える。 90%が自動運転車になれば、道路の容量が2倍になったのと同じ効果がある。
 都心に駐車する必要がなくなれば、未使用のスペースがたくさん生まれ、都市の発展に再利用できる。
 低コストで効率のいい移動手段(自動運転車)には、人との接触が減るというマイナス面がある。
 自動車メーカーがこれまでのビジネスモデルを再考しなければならなくなった背景には、4つのトレンドがある。①電気自動車 ②ワイヤレス機器の普及 ③カーシェアリング ④自動運転車 である。
 段階的な移行をベストだとする考え方には反対だ。 大切な作業を2人に任せるのは「責任の分割」と言われ、古くから管理上してはいけないこととされる。自分が失敗しても相手がいるから安心だと思い込んでしまうからだ。 グーグルは、従来の車とドライバーレス・カーの間に中間地点を置くべきではないと考えている。
 ドライバーレス・カーの最後の課題は、信頼できる人工知覚ソフトの開発である。
 デジタルカメラは急速な進歩を続けているが、皮肉にもその最大の弱みは、テクノロジーと関係ないところにある。泥だ。
 ディープラーニング・ネットワークの大きな強みは、物体を認識する能力を自力で身につけることだ。だが皮肉にも、ある問題が生まれる。「ブラックボックス構造」である。ソフトが出力を生み出すステップを遡って分析することが、事実上不可能なのだ。
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