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先生、犬にサンショウウオの捜索を頼むのですか! [読書メモ2017]

『先生、犬にサンショウウオの捜索を頼むのですか!』 小林朋道 2017/05

先生、犬にサンショウウオの捜索を頼むのですか! (鳥取環境大学の森の人間動物行動学)
著者は鳥取環境大学教授。専門は動物行動学、人間比較行動学。 鳥取環境大学での活動・エピソードを紹介する本。

 私が学生に話した”悟り”は、「苦しいときは仕方がないけれど、可能なときには相手と自分がうれしさを感じられることをすればいい。人生の中でそれをできるだけ多くやって、死ねばいいんだ」だった。
 オカヤドカリは「国の天然記念物」に指定されているのだが、ペットショップでも売られている。日本では主に小笠原諸島と南西諸島の海岸に見られるが、日本で繁殖して世代をつないでいるわけではないらしい。海流に乗って日本に流れつくのだろうと考えられている。 よくよく調べてみると、(流れつく)オカヤドカリの数は結構多かった、ということらしい。
 ヤドカリを貝殻から出すのは次のような方法で行なう。ヤドカリが入っている貝殻の頭頂部に熱したハンダごてをつけてじっと待つのだ。性格にもよるが、数分以内には貝殻から体全体を出してしまう。
 ヤドカリは、裸にされるまで自分が入っていた貝殻と大きさが一番近い(アクリル板の向こうの)貝殻の前に一番長くとどまる。自分の体に最適の貝殻の大きさを、見るだけでわかるのだ。
 洞窟の中で子どもを残して餌を取りに行った母コウモリが、洞窟に戻って子どもを探すとき、母と子が互いに超音波を発しそれを頼りに両者は間違いなく出会うのだという。そのためにも子どもの耳は、生まれた時点でしっかり働かなくてはならない。それが、子どもの耳が大きい理由の一つだと考えられる。
 コウモリの子を育てるときの主食は人間の乳である(成分的に牛乳ではだめなのだ)。薬局で人間の子ども用の粉ミルクを買うのだ。
 放牧されているヤギたちは、放牧場の中では食べられないものを、外から取ってきてやるととても喜んで食べる。 同一種の植物がもつ防衛化学物質が蓄積していくのを避ける意味があるのだろうと推察されている。
 動く餌を追って狩りをすることが多い肉食哺乳類(イヌ)は、見えなくなった餌の居場所を脳の中で見つめる。動くことのない餌を食べる草食哺乳類(ヤギ)は、視界からまったく消えた餌の場所を脳の中で執拗に追ったりはしない。
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