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脳は変わる [読書メモ2017]

『脳は変わる』 モーヘブ・コスタンディ 2017/06

脳は変わる ニューロプラスティシティ (MITエッセンシャル・ナレッジ・シリーズ)
著者は発生神経生物学者、サイエンスライター。 神経の可塑性について最新の知見をまとめた本。

 成人の脳は変化する能力を持っているだけでなく、あらゆる行動や経験に応じて、一生を通じたえず変化しつづける。
 通常はある特定の機能に特化した(脳の)領域でも、役割を切り替えて別の種類の情報を処理することができ、とくに視覚野は視覚以外のさまざまな機能を担う能力があることが分かっている。
 前頭前野におけるシナプスの刈り込みは20代になっても続き、脳の中のシナプスの総数が成人レベルに落ち着くのはその後であることが明らかになってきた。
 弱視を治療するには、もう一方の目に眼帯を付けて弱視の方の目を使わせ、視覚経路の発達を促す。8歳より前に治療を始めれば最良の結果が得られる。 ほかの感覚系の発達も同じく経験に左右されることが証明されている。
 現段階では、脳力トレーニング製品によって心理学者が言うところの転移が引き起こされるという証拠はほとんどない。 一方、言語学習には確かに転移の効果があるらしい。 第二言語を学習すると神経保護の効果があるらしい。晩年になってから学習を始めても、アルツハイマー病などのリスクが下がるかもしれないのだ。
 脳は使う人の要求に合わせて大きく変化する器官である。集中的な訓練を受けると脳は変化し、それにふさわしい機能をより効率的に実行できるようになる。
 幻肢が起こる原因の少なくとも一部は、切断に続いて起こる大脳皮質の再構成にあると考えられている。
 脳卒中患者のリハビリ法として有望なものの一つが、脳の左半球と右半球の活動のバランスを変えるという方法。
 貧しい環境で育つと脳の発達に永続的で深刻な影響があり、成人になってからの精神的健康と身体的健康の両方に影響が及ぶ。
 脳の老人斑はアルツハイマー病の原因ではなく、単なる結果にすぎないのかもしれない。
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