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金利「超」入門 [読書メモ2017]

『金利「超」入門』 美和卓 2017/08

金利「超」入門 あなたの毎日の生活を守るために知っておくべきこと
著者は野村證券チーフエコノミスト。 金利とは何か、マイナス金利とは何かについてやさしく教える本。

 太古の昔、人類がまだ「お金」を使っていなかった頃から金利は存在した。 金利にあたるものが記録として残されている最も古いものは、紀元前3000年頃のメソポタミア文明。 ハンムラビ法典には、穀物を貸し借りした場合のさまざまなルールが、金利に関係するものを含めて存在していた。 種として穀物を借り、それをまいて育てることを前提として貸し借りが行なわれた。
 金利には、借りた側が努力すれば自分に得るものが残るという動機付けを与える、「アメとムチの効果」も備わっている。
 「お金」が本格的に登場し、お金に対する金利が登場したのは、紀元前7世紀のギリシャだと言われる。 ギリシャで発達したお金の貸し借りには、船荷を担保にしたものがあった。ここから見える金利の性質は、危険に対する「保険料」としての役割。
 紀元後1世紀のローマでは、銀貨に含まれる銀含有量を減らし、インフレが発生。金利はインフレ率と連動して動く性質を持つようになった。
 金利は、現在から未来に向けての時間を買う値段。今と未来を交換するときの比率と考えることができる。
 経済学では 金利=実質金利+期待インフレ率+リスクプレミアム。
 はじめてマイナス金利政策を導入したのは2012年7月のデンマーク中央銀行。日本は2016年1月から。
 根本的に問題となるのは、金利が非常に低くなっているときは、借りた人の収入が将来に向かって伸びにくくなっているような経済状態を反映している可能性が高い、という点。
 個人向け国債は利率の最低限度が0.05%に定められている。
 マイナス金利を利用して国が借金の金利の支払を節約したツケは、結局マイナス金利政策が終わるときに国に回ってくる。
 「ビットコイン」をはじめとする仮想通貨が普及すると、現金には金利がない、という常識が覆る可能性がある。
 マイナス金利でも現金は目減りしないため、「タンス預金」が増えがちになるが、それによってマイナス金利政策の効果は薄まってしまう。
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