So-net無料ブログ作成
検索選択

1月第5週に読んだ本(まとめ) [既読一覧]

『女はつまる 男はくだる』 水上健 2014/12
『ブーメランはなぜ戻ってくるのか』 西山豊 1994/09
『金・銀・銅の日本史』 村上隆 2007/07
『図解 古代・中世の超技術38』 小峯龍男 1999/08
『徳川幕府はなぜ朝鮮王朝と蜜月を築けたのか』 康熙奉 2014/01
『血液型で分かる なりやすい病気・なりにくい病気』 永田宏 2013/11

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

女はつまる 男はくだる [読書メモ2016]

『女はつまる 男はくだる』 水上健 2014/12

女はつまる、男はくだる おなかの調子は3分でよくなる!
著者は国立病院機構久里浜医療センター部長。 日本人の腸の問題について解説する本。

 (献体を検査すると)大腸はちっとも人体模型どおりではありませんでした。約8割の方の腸が、通常ある曲がり角以外のところでも奇妙にねじれて、教科書と全く違う形をしていた。
 2万人の患者さんと接して、じつに8割の人が「ねじれ腸」か「落下腸」のいずれか、あるいは両方だった。「ねじれ腸」も「落下腸」も日本人特有のもの。
 「便秘の人は大腸がんになりやすい」という俗説は間違い。正しく言えば、便秘で下剤を日常的に大量に飲んでいると、がんのリスクが高まる。週に2回以上下剤を内服する方は、大腸がんのリスクが約3倍になる。
 便秘を研究する大学や学会がなかったために、日本の便秘治療は古いまま取り残され、欧米より数十年ほど遅れた状態に陥っています。
 日本人は欧米人に比べて腸が長いという俗説は間違い。直腸から盲腸までの腸全体の長さは、日本人より欧米人などのほうが長い。
 男女の別で言えば、女性のほうが、腸がねじれたり、落下したりしやすい。
 太っていないのに下腹だけがポッコリしているのなら、まず間違いなく落下腸。マッサージで効果的なのは、ねじれていると思われる部分をゆらすこと。落下腸の人には、大腸全体をグイッと押し上げるマッサージ。
 運動不足は便秘の大敵。腹筋を鍛える運動、上半身をひねる運動がおすすめ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

ブーメランはなぜ戻ってくるのか [読書メモ2016]

『ブーメランはなぜ戻ってくるのか』 西山豊 1994/09

ブーメランはなぜ戻ってくるのか
著者は大阪経済大学助教授。 ブーメランが飛ぶ仕組みを科学的に解説する本。

 ブーメランは世界のいたるところで発見されている。ツタンカーメンの埋葬品からも発見されている。しかし、これらのブーメランは戻ってこない種類のものだ。もともとは、すべてのブーメランは戻ってこなかった。
 オーストラリアで発見された最古のブーメランは、今から1万1千年から1万5千年前のもの。戻ってくるブーメランが、いつ、誰が発明したかは謎。戻ってくるブーメランは狩猟には適さない。
 ブーメランは立てて投げるのが基本。最大の疑問は①なぜ戻ってくるのか? ②立てて投げられたブーメランがなぜ横(右)に倒れて水平になるのか?
 現在のブーメランの主流は、伝統的な2枚翼ではなく、3枚翼。一般的に翼の枚数が増えると回転の維持がよくなる。ヘリコプターで3枚翼や4枚翼が多いのも同じ理由。
 ブーメランが戻る謎を解説する。縦に回転するブーメランの上側の速度は前進速度に回転速度が足される。下側は逆に回転速度が引かれる。速度の差は揚力の差となり、ブーメランには上端を左に倒す力「ねじりモーメント」が発生する。しかし、ブーメランは回転による「歳差の力」で回転軸を維持しようとする。それで軌道が左へ左へと向かい、ついには投げ手の元へと戻ってくる。
 ②の立てて投げられたブーメランが、右に倒れて水平になる、という疑問についての、正確な解答はまだ見つかっていない。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

金・銀・銅の日本史 [読書メモ2016]

『金・銀・銅の日本史』 村上隆 2007/07

金・銀・銅の日本史 (岩波新書)
著者は奈良文化財研究所上席研究員。 日本で金・銀・銅がどのように利用・生産されてきたのかという本。

 「金・銀・銅」を地球から得る技術、これを「第1の技術」と呼ぶことにする。それらを加工してモノを作り出す技術を「第2の技術」とする。
 1993年、大阪下田遺跡で出土した銅鐸は、出土直後は「真新しい十円玉」の色をしていた。
 奥羽の砂金から佐渡金山、静岡県土肥金山など、かつて日本各地に金山が存在した。島根県石見銀山の最盛期には、日本が世界の銀の三分の一を産したといわれる。8世紀中頃、奈良東大寺に世界最大級の大仏を建立せしめるために供給された500tの銅は、山口県長登銅山から産出された。 日本はかつて世界でもまれなる「金属の国」だったことがわかる。
 金属製品が日本列島に登場するのは弥生時代。鉄と銅がほぼ同時に、しかも製品と加工技術が同時にもたらされた。
 古墳時代に確認されるめぼしい金工品は、古墳の副葬品として残されてきたもの。日本の古墳の副葬品は、金無垢のものは極めて珍しく、ほとんどが鍍金(金メッキ)。
 538年ころの仏教伝来あたりから、「金・銀・銅」が一般の人々の目に触れる存在になっていく。
 『日本書紀』や『続日本紀』によると、7世紀中頃から、金銀など鉱物名が登場してくる。この時期を日本における「第1次鉱山ブーム」と呼んでいる。
 富本銭の組成は銅-アンチモン。和同開珎は一般に銅とスズの合金「青銅」であるが、古いものは銅-アンチモン。青銅のなかで、「佐波理」と呼ばれる一群は、スズ含有率20%。
 石見銀山は鎌倉時代から存在は知られていたが、1533年に「灰吹法」が導入され本格的に開発された。「第2次鉱山ブーム」である。
 16世紀の急激な発展期を終えた日本の「金・銀・銅」は、成熟期に入る。家康が1595年に小判座(金座の前身)を設置したときが転機。この成熟期に「金・銀・銅」の産出と利用の双方が、世界の最高水準の域に到達した。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

図解 古代・中世の超技術38 [読書メモ2016]

『図解 古代・中世の超技術38』 小峯龍男 1999/08

図解 古代・中世の超技術38―「神殿の自動ドア」から「聖水の自動販売機」まで (ブルーバックス)
著者は高校教諭。 古代の「超技術」を図解し解説する本。

 アルキメデスの揚水ポンプ:BC3世紀ごろ、古代ギリシャ。「アルキメデスのらせん管」と呼ばれる揚水ポンプ。江戸時代の佐渡金山でも用いられた。一定量の流体を連続して送り出すことができる。
 戒めの盃:BC1世紀ごろ、古代ギリシャ。盃の底に逆J字管がつけられており、つがれた酒がJ字管の頂点を越えると流出が始まり、サイフォンの原理で(ほとんど)すべて流出するまで止まらない。
 古代ローマの噴水:紀元前後、古代ローマ。ローマ帝政末期には1000を超える噴水があったという。ローマの噴水は逆サイフォン(高低差)を利用したもの。日本最古の噴水は金沢兼六園。これも逆サイフォンの作用。
 水運儀象台:AD11世紀、中世中国。時計と天文台の機能を併せもった構造物。日本で復元に成功した。水車に連動して回転する渾象(こんしょう=天球儀)上の天体の運動と、渾儀(こんぎ=天文台)で測定した実際の天体の動きが一致しているかどうかを確認して、天空に異常がないことを検証する目的。
 古代中国の計算尺:AD2世紀ごろ、古代中国。2つの数直線で加減算をおこなった。漢代のものと推定されるこの計算尺には現代の位取りや負の数の考え方が盛り込まれている。
 自分で自分を支える石組み構造:BC2700年ごろ、古代エジプト。古代エジプトでは庶民の住居に、日干しレンガを使ったアーチやドーム構造が用いられた。
 吹子(ふいご)の技術:BC5世紀ごろ、弥生時代の日本。紀元前5世紀ごろ、百済から多くの人が日本に移り住み、製鉄技術も伝えられた。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

徳川幕府はなぜ朝鮮王朝と蜜月を築けたのか [読書メモ2016]

『徳川幕府はなぜ朝鮮王朝と蜜月を築けたのか』 康熙奉 2014/01

徳川幕府はなぜ朝鮮王朝と蜜月を築けたのか
著者は東京生まれ在日2世。 江戸時代の日朝外交事情を紹介する本。

 1392年、朝鮮半島では、高麗(コリョ)王朝が滅んで、朝鮮(チョソン)王朝が始まった。
 1592年、秀吉による文禄の役が始まる。最終目的は、明に攻め入ってその土地を領土にすること。ただ、秀吉がどこまで現実的に、明の征服を戦略として考えていたかは疑問である。本当に北京に攻め入るなら、中国大陸の懐に船を横付けすれば、延々と陸路を行く必要はなかった。
 1598年、秀吉の死で慶長の役が終わる。1600年になると、明の朝鮮駐留軍も引き揚げた。続いて関ヶ原の合戦で家康が勝利した。家康は朝鮮王朝にかわって秀吉に復讐をしてくれたようなものだった。
 日本との修好に前向きになった朝鮮王朝は、その条件として、対馬藩を通して徳川幕府に2つのことを要求した。1つは日本側からまず国書を出すこと。もう1つは戦乱の中で(朝鮮)王室の陵墓を荒らした犯人を送ること。 対馬藩は勝手に国書を作り、陵墓を荒らした犯人として、対馬島内の罪人2人を引き渡した。 ともにニセモノであることはすぐにばれた。しかし朝鮮王朝はあえて突っぱねなかった。戦乱の最中に日本に連行された人々(被虜人という)を早急に帰国させるよう江戸幕府と交渉しなければならない。その数推定5万人。
 1607年、朝鮮王朝の使節団460人余が釜山を出発。対馬藩は、朝鮮王朝が出した国書の文字も勝手に書き換えた。使節は、最終的に1400人ほどの被虜人を一緒に連れ帰った。
 幕府が国書の改変を知ったのは1633年。対馬藩家老柳川調興(しげおき)の告発による。しかし罪を問われたのは調興の方だった。どちらが幕府に必要か、という論理で藩主宗義成は不問となった。世に言う「柳川一件」である。 改変を防ぐため、以後の朝鮮王朝の国書は、将軍の呼称を「日本国大君」と変えることになった。
 朝鮮通信使は1607年から1811年まで12回行なわれた。1度の招聘で幕府は百万両も負担したという。当時の年間予算80万両を上回る経費。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

血液型で分かる なりやすい病気・なりにくい病気 [読書メモ2016]

『血液型で分かる なりやすい病気・なりにくい病気』 永田宏 2013/11

血液型で分かる なりやすい病気・なりにくい病気 (ブルーバックス)
著者は長浜バイオ大学教授。 血液型と病気に関する最新の研究を紹介する本。

 血液型物質(抗原)の正体は、赤血球の表面にくっついている糖鎖。血液型糖鎖はO型、A型、B型の3種類。AB型の人の赤血球表面には、A型とB型の糖鎖が突き出している。
 血液型物質は人体にとってはごく基本的な部品のようで、あらゆる臓器で使われている。我々の人体は、内側も外側もくまなく血液型物質で包まれている。
 2009年のアメリカ国立がん研究所の論文では、非O型はO型に比べ膵臓がんになりやすい、とある。A型は1.32倍、AB型1.51倍、B型は1.72倍膵臓がんに罹るリスクが高い。ちなみに喫煙者は非喫煙者に比べ1.5~2倍程度膵臓がんのリスクが高い。スティーブ・ジョブズもこのがんで死亡した。
 血液型は地球規模で「西A東B」かつ「北A南O」という分布をしている。
 先のアメリカ国立がん研究所の調査は10万7千人を平均8.6年追跡調査した結果。
 2010年のスウェーデンの研究では、100万人を超える記録からA型はO型に比べ1.20倍胃がんに罹るリスクが高い。
 O型は非O型に比べ1.35倍のリスクで潰瘍に罹りやすい。O型は胃潰瘍、十二指腸潰瘍など消化器系潰瘍になりやすい。
 非O型はO型と比べ2倍近く深部静脈血栓症になりやすく、かつ2倍近く肺塞栓症(エコノミークラス症候群)に罹りやすい。
 マラリアはB型が重症化しやすく、O型は抵抗力が強い。O型はコレラに弱い。ピロリ菌はO型に感染しやすく、A型には感染しにくい。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

1月第4週に読んだ本(まとめ) [既読一覧]

『偽装建築国家』 岩山健一 2007/12
『日本人はどう死ぬべきか?』 養老猛司・隈研吾 2014/12
『屋根の日本史』 原田多加司 2004/12
『10歳から身につく 問い、考え、表現する力』 斉藤淳 2014/07
『尾張藩江戸下屋敷の謎』 小寺武久 1989/12
『なぜ繁栄している商店街は1%しかないのか』 辻井啓作 2013/12

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

偽装建築国家 [読書メモ2016]

『偽装建築国家』 岩山健一 2007/12

偽装建築国家
著者は一級建築士。 欠陥住宅問題の実態を解説する本。

 つまりは、購入者自らが購入前にしっかりと「欠陥の存在確認」をしなければ、誰も責任など取ってくれないのです。
 欠陥住宅問題は誰が悪いのか?ということに関してはさまざまな論説があるようです。それぞれの当事者がどのような関わり方をするかということで、責任の分配が決まるのでしょうが、部外者が判断するのは非常に困難なのです。
 欠陥住宅を防ぐために、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)が2000年4月に施行された。
 なぜ法律を整え、厳しく取締りをしたにもかかわらず、違反建築は減らないのか?大きな理由は建築業界に染みついた昔からの”体質”。
 ヒューザーの一連の事件を調べると、目先の儲けを求めた薄利多売の悪循環を繰り返しただけで、建築業界関係者は誰も得をしていないのが現実でした。
 検査の結果指摘する性能不備のなかで最も多いのが、「ミス」による欠陥住宅。たとえば「筋交いが1本足りない」「鉄筋が足らない」など多種多様で、どれも偽装とも考えられるものばかりです。
 2000年の品確法で瑕疵保証を行なう機関ができました。しかし、この保証機関はハウスメーカーをはじめ、建材メーカーやゼネコンなど、同業者が出資をしている”まやかし集団”です。 この法律は、お金がたくさん入ってくる仕組みの天下り機関を、数法人設立することが目的だったのです。
 木造在来工法で建てられた3階建ての住宅は、8~9割が欠陥住宅。 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

日本人はどう死ぬべきか? [読書メモ2016]

『日本人はどう死ぬべきか?』 養老猛司・隈研吾 2014/12

日本人はどう死ぬべきか?
著者養老は解剖学者・東大名誉教授、隈は東京歌舞伎座を設計した建築家。 日本人と死についての2人の対談をまとめた本。

 養老:今どき人口構成がちゃんとしているところは、「田舎の田舎」。なぜかというと、そこまで田舎になるともう「年寄りがいないから」なんです。 若い人たちが今、移るところは、年寄りのいない田舎なんです。若い人にとって、年寄りって邪魔なんです。だって既得権を持っているでしょう。畑のいいところは全部、年寄り連中が持っている。
 芭蕉や西行は、若い人たちの邪魔をすることなく晩年までうろうろしていたじゃないですか。あんな感じがいいなあと思っています。日本人は元来ああだったんだと思いますよ。『方丈記』を書いた鴨長明がそうでしょう。
 隈:「方丈」は、要するにダンボールハウスですよね。
 養老:本来の仏教では墓というものはない。ラオスにしろブータンにしろ、墓がないです。
 隈:墓とか墓石ができたのは、何ででしょうか。
 養老:おそらく中国文化の伝播で、祖先崇拝ですね。ベトナムのように中国文化の影響の強いところは墓がある。
 隈:20世紀に建てられたマンションって、死が想定されていないつくりなんです。死が想定されていないマンションに、死が想定される老人がいっぱいいるんです。
 養老:マンションのエレベーターって、棺桶が横に入るように設計されていない。
 養老:英語で「ボディ」が「死体」のことを指すというのは、江戸時代以前の日本も同じだった。なぜ分かるかというと、「体」の語源は「空」だから。 空だから「カラダ」なんです。それを「身体」と書くようにしたのは江戸時代から。
 人が死を怖がるのは、その過程で痛かったりつらかったりするからなんだろうけど、それは日本の医療が悪い。麻薬の医療使用が世界で一番少ないのが日本なんだから。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ: