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効く健康法 効かない健康法 [読書メモ2017]

『効く健康法 効かない健康法』 岡田正彦 2015/08

効く健康法 効かない健康法
著者は新潟大学名誉教授。 巷の健康情報をエビデンスに立脚して評価する本。

 現代人はコレステロールの取りすぎ。 一方、2015年に日本動脈硬化学会が「食事で取ったコレステロール量と血中コレステロール量とは関係がない」との声明を発表した。ただし、食事でコレステロール量を気にしなくていいのは、検査値に異常がない人に限る。
 牛乳を毎日ガブガブ飲んでいる人(大人)は、脂肪の取りすぎになりやすい。
 にんにくに含まれるビタミンB1やアリインなどの成分は補酵素。それ自体は疲労回復にはつながらない。
 食肉が問題となるのは脂質が多いから。たんぱく質自体は動物由来も植物由来も同じ。
 「脳を働かせるのに糖分が必要」というのは、お菓子を売りたい人たちの宣伝文句。 GI(グリセミック指数)が低い食べ物=消化の悪い食べ物ほど体に良い。
 ヒアルロン酸、コンドロイチン、グルコサミンなどのサプリメントをいくら飲んでも、症状がよくなることはない。
 骨粗しょう症にカルシウム剤を使ってもダメ。日々運動することで骨は強くなる。
 食品中のプリン体含有量と、血液中の検査値とは関係がない。
 精神的ストレスは寿命にいっさい影響しない。身体的ストレスは適度にあったほうが良い。
 有酸素運動と無酸素運動は区別できない。毎日少しでも運動することが大切。
 ぎっくり腰になったと自己診断している人の多くは、単なる腰痛であり、椎間板ヘルニアではない。腰が痛いと言う人の9割は何の障害も起きていない。痛いという記憶の信号が頭の中をめぐっているだけ。
 部分痩せできることを証明した運動法や健康器具は、一つも存在しない。
 ブルーベリーで目がよくなったというデータは存在しない。
 水を飲んでも血液はサラサラにならない。血液が薄まるだけ。
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あいうえ築地の河岸ことば [読書メモ2017]

『あいうえ築地の河岸ことば』 福地享子 2017/03

あいうえ築地の河岸ことば
著者は築地魚市場銀鱗会事務局長。 築地市場で使われることばを紹介する本。

 あかもん(赤物):マダイを頂点としたタイ族の総称。 タイが祝儀魚に昇格したのは江戸時代。赤物という言葉が次第にすたれていったのは、結婚式場がホテルに移り、フランス料理が流行となった70年代から。
 頭をはねる:だれかがつけたセリ値に少し高い値をつけ、セリ落とすこと。
 あにき(兄貴):残品。売れ残りのこと。
 うま(午):サンマ。 寸暇を惜しむ市場では、四つの棒線で書ける「午」なのである。
 おおもの(大物):マグロの総称。 関西や東北では「太物(ふともの)」。太物のほうが一般的らしい。
 銀鱗文庫:蔵書1万冊の築地の図書室。市場資料の宝庫。
 くりから(倶利迦羅):鰻の串焼き。
 したづけ(下付け):セリの前に販売物を下見すること。自分なりの値を付け、メモを書き付ける。そこから言うらしい。
 しょんべん:返品。ツラの皮の厚いヤツを意味する「蛙のツラに小便」から。
 たびもの(旅物):「江戸前」でない魚。遠くからやってきた魚。
 ターレ:ターレット。正式名称は「ターレット型構内運搬自動車」。
 ダンベ:マグロを入れる冷蔵ないし冷凍のストッカーのこと。
 茶屋:正式名称は「買荷保管所」。
 でぇーこがし(大根河岸):築地市場の青果部。ルーツは京橋青物市場。
 ドレス:頭なし、ヘッドレスのこと。
 メソ:小さいウナギやアナゴのことを「メソッコ」とか「メソ」という。
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医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣 [読書メモ2017]

『医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣』 長尾和宏 2016/10

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣
著者は長尾クリニック院長。 50年経っても変わらない健康常識を紹介する本。

 健康第一の生活が健康長寿をもたらすとは限らない。健康に注意しすぎるとストレスが増えてかえって病気になる。また、いまの医学常識が30年、50年後にも正しいとは限らない。ほんの10年、20年で医学や健康の常識はガラリと変わる。
 ①嫌なことはしない :ストレスが万病のもと。一般的に考えられている以上にストレスは性質が悪い。病気の大半はストレスがかかわっている。 がんも認知症もストレスから。 九州大学名誉教授の藤野武彦先生はストレス過多による「疲労脳」が様々な病気を起こしているという概念を提唱している。 白髪やシミが急に増えたら、ストレスのサイン。 レビー小体型認知症の人は几帳面で細かいことにこだわる。 楽しいことはトコトンやる。楽しむことが病気を遠ざける。
 ②睡眠にはこだわる :睡眠不足は認知症、がんになりやすい。 睡眠薬を使った眠りは、質の良い睡眠とはほど遠い。
 ③おかずは多く、ご飯は少なく :減らさなければいけないのは糖質。 ブドウ糖依存はがん、認知症をつくる。 
 ④毎日歩く :歩くほどに病気が良くなる。 歩幅が狭い人は認知症になりやすい。 歩くと脳内ではセロトニン(幸せホルモン)が分泌される。
 ⑤医者と薬には近づかない :しかし、かかりつけ医は複数持つ。 薬から遠ざかることが健康長寿の秘訣。
 ⑥歯は大切に :歯がない人はボケやすい。 よく噛む人は、唾液の力でがんを防ぎ、胃腸を助ける。
 ⑦感謝して生きる
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5月第4週に読んだ本(まとめ) [既読一覧]

『イケてる大人イケてない大人』 博報堂・新しい大人文化研究所 2017/03
『生涯健康脳』 瀧靖之 2015/07
『老化か?病気か?それが問題だ。』 細井孝之 2014/09
『同一労働同一賃金の衝撃』 山田久 2017/02
『「トランプ時代」の新世界秩序』 三浦瑠麗 2017/02
『怖くて眠れなくなる感染症』 岡田晴恵 2017/03

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イケてる大人イケてない大人 [読書メモ2017]

『イケてる大人イケてない大人』 博報堂・新しい大人文化研究所 2017/03

イケてる大人 イケてない大人 シニア市場から「新大人市場」へ (光文社新書)
著者は博報堂のリサーチ部門のひとつ。 「大人」に対する意識を調査した結果をまとめた本。

 「イケてる大人」とは「40代後半~60代の男性で、若い世代の男女及び同世代女性から交流を持ちたいと思われるカッコいい魅力的な人」。
 威厳はあるがちょっと怖そうな上司よりも、にこにこして話しやすそうな上司の方が若者からするとイケている。 現在の20代を中心とした若者世代はゆとり教育で育ち、怒る大人のいない世界で育った初めての世代。 若者にとっては笑ってくれていないと、話しかけるのも困難ということのようだ。
 広義の団塊ジュニア世代は現在30代半ばにさしかかっており、この世代が最後の若者文化を生み出した。その後は、トレンド的な社会現象はあらわれていない。流行を生み出さない若者たち=さとり世代である。彼らはデジタルネイティブであり、不況しか知らずに成長してきた。
 「若い女性を連れていける”おやじ酒場”を知っている」という質問に対し、若者女性の48.5%は「イケてる」と回答。大人世代の15.1%を大きく上回る。
 「深夜まで遊ばずに終電で帰る」大人が「イケてる」と思う若者女性は50.5%、大人世代は13.1%と差がある。
 若者世代にとって一番イケてる(おごりの)割合は10割ではなく8割。
 「同世代の男友達と遊んでいる写真を(SNSに)投稿する」について、若者の49.3%はイケてると答えているのに対し、大人世代は23%にとどまる。
 考えすぎると、できない理由を考えてしまう。 思ったことをすぐに行動に移せる。そんな人こそイケてる大人。
 仕事以外にも自分の居場所をたくさん持っている大人はカッコいい。 いくつになっても自分の夢を持ち、追いかけ続けられること。それはイケてる大人の一つの条件。
 若い人との交流で大切なことは「わからないことは教えてください」と素直にいえるかどうか。
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生涯健康脳 [読書メモ2017]

『生涯健康脳』 瀧靖之 2015/07

生涯健康脳 こんなカンタンなことで 脳は一生、健康でいられる! (いきいき健康シリーズ)
著者は東北大学加齢医学研究所教授。 脳を健康に保つ方法を教える本。

 見た目と脳の健康度は一致している。身なりが老け込んでいる人は脳も老け込んでいる。お洒落な方、言葉遣いがしっかりしている方、そしてコミュニケーションがしっかりとれる方たちの脳は若さが保たれている。
 「疫学」というのは大きな集団からデータを集積し、そのデータを統計的な手法を用いて解析して、病気の原因や傾向を明らかにするもの。
 生涯にわたって「日々の生活習慣を大切にする」ことが「生涯健康脳」であるための原点。
 女性の脳は男性の脳より加齢に強い。女性ホルモンのエストロゲンが脳を守ることにも関係している。
 脳の体積と頭の良さは比例する。脳は使えば使うほど、その領域の脳細胞間のネットワークを増やして、体積が大きくなる。
 前頭葉は最後(12歳前後)にできて、最初に壊れる。
 アルツハイマー型認知症は、ごく初期であっても健常者に比べて2倍のスピードで脳の体積が減少する。
 睡眠が認知症の原因物質アミロイドベータを洗い流す。
 「有酸素運動」が脳を活性化させる。
 肥満による脳の萎縮は男性にしか見られない。女性は皮下脂肪型肥満が多く、男性は内臓脂肪型肥満が多いことが影響していると考えられている。
 脳を活性化させる最高の栄養素は「知的好奇心」。ドーパミンを分泌し、記憶力がアップする。
 子どものころに知的好奇心が旺盛な子は、そうでない子より認知症にもなりにくい。
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老化か?病気か?それが問題だ。 [読書メモ2017]

『老化か?病気か?それが問題だ。』 細井孝之 2014/09

老化か? 病気か? それが問題だ。
著者は健康院クリニック副院長。 老化と病気の見分け方を教える本。

 食事中によくむせる →老化 誤嚥を予防する方法の一つが、顔を軽く下に向け、顎を引いて飲み込む。
 朝から顔や首、脚がむくみやすい →病気 栄養状態が悪く、血中タンパク質濃度が低いと、むくみやすくなる。血清アルブミン(血中タンパク質の半分はこれ)が3.0mg/dL以下になると、原因が何であれむくむ。
 血圧が高い →病気 初めて高い数値が出た人は必ず受診して検査を受けましょう。
 気を失った →病気 失神でも怖いのは一過性脳虚血発作。これは脳梗塞が起きる前兆であることがしばしばある。
 白目が真っ赤になった →病気 一過性の症状なので放っておいても構わない。
 まぶしくて仕方がない →病気 白内障が疑われる。
 尿の勢いが弱くなった →病気 男性なら前立腺肥大や前立腺ガンが隠れていることも。
 食事をおいしく感じない、味付けを薄く感じる →病気 亜鉛不足による味覚障害かも。
 口が渇く →病気 多飲・多尿は糖尿病の典型的な症状。
 特定のものを食べる欲求が高まった →老化 単調な食生活に注意。
 やたら熱い湯に入りたくなった →老化 はっきりした理由は分からない。
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同一労働同一賃金の衝撃 [読書メモ2017]

『同一労働同一賃金の衝撃』 山田久 2017/02

同一労働同一賃金の衝撃 「働き方改革」のカギを握る新ルール
著者は日本総研調査部長。 同一労働同一賃金の課題や海外の例などを紹介する本。

 同一労働同一賃金とは、単に処遇制度の見直しにとどまらない、社会変革にもつながるインパクトがあるものと捉えることが重要。
 「同一労働同一賃金」というキーワードが注目される時代的な変化があるように思われる。具体的には、職場における「公平さ」の見直しが求められるようになった。
 外国人労働者の増加も考えれば、「同一労働同一賃金」の発想は重要である。
 「本家本元」の欧州での「同一労働同一賃金」は、就業形態間の格差の是正よりも、性別や人種別の処遇格差を是正するという発想(=人権保護)から始まっている。直接に所得分配の「平等」を意識したものというよりも、社会のダイバーシティを認める「公正」に関わるものである。
 つまり、現在日本政府が「同一労働同一賃金」のスローガンによって進めようとしている所得格差の是正は、もともとの(欧州での)概念にとっては副次的なものであり、所得格差の是正効果をどこまで期待できるのかには不透明な面がある。一方、そもそもの概念にある人権保障に基づくダイバーシティ尊重の概念は、人口動態からみてわが国にとって今後、重要性が高まってくる。
 欧州では、属人による格差には厳しい一方、就業形態間の賃金格差については、合理的理由があれば広く認められている。
 戦後、GHQ指導の下で「同一労働同一賃金(職務給)」の導入が図られたことがあった。 しかしながら頓挫することになる。これは、当時のわが国の職場においては、技術革新のスピードが速く、技能が陳腐化したり、職場がなくなったりすることが起こったからである。まず仕事ありきの職務給にとって、その仕事内容が変化するスピードが速かったため、不都合が生じたわけである。
 わが国における「正社員」という雇用形態の硬直性が、非正規化を進める大きな原因になった。
 同一労働同一賃金の導入は時代変化の要請に合致した考え方ではあるものの、日本社会の伝統的な考え方とは相容れない面があり、その導入には熟慮と工夫が必要である。
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「トランプ時代」の新世界秩序 [読書メモ2017]

『「トランプ時代」の新世界秩序』 三浦瑠麗 2017/02

「トランプ時代」の新世界秩序(潮新書)
著者は国際政治学者。 アメリカの国内は分断し、外に向かっては帝国から撤退するという本。

 米国は今、誰もがマイノリティであると主張して全力で戦っているのかもしれません。彼らが見据えているのは、大きな権力を屈服させ、自分たちの主張や権利を認めさせる社会。 誰もがマイノリティに転落する時代、それは分断された社会であり、権力をめぐる戦いがますます不毛さを増す時代となることでしょう。
 今回のヒラリー氏の負けは何よりも民主党の負けだと思っていますが、すべてを人気のない彼女のせいにしてしまえば楽なので、多くのリベラルがそのような態度に転じています。 トランプ氏を「女性差別主義者」「人種差別主義者」と罵っている側もまた、偽善に満ちている。本当は差別的感情を抱えながら、表では、ほとんどの言論を多様性の称揚とマイノリティへのリップサービスに割いている。
 白人男性だけでなく、保守的な白人女性もどうやらヒラリー氏ではなくトランプ氏を支持する。 女性はトランプ的な保守的なおじさんを見慣れているということがあります。彼のような男性が優位に立っていることが、アメリカ社会の現実であることを女性はよく知っています。 男性社会の現実を知る女性の目には、(トランプを非難する人が)偽善者に見えてしまったのではないでしょうか。
 文化的多様氏やマイノリティ対策に言及する民主党のやり方が、弱者を利用しているように見えてしまったことへの反発もあります。
 オバマ大統領の8年の間にアメリカ政治の2極化は決定的となり、リベラルと保守の間の乖離は、まっとうな対話を不可能にするまでに至ってしまいました。 リベラルな州はますますリベラルに、保守的な州はますます保守的になっていきました。
 トランプ氏は「撤退するアメリカ」という自画像を代表しています。 トランプ後のアメリカは、もう「撤退するアメリカ」という自画像から後戻りすることは簡単ではないでしょう。
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怖くて眠れなくなる感染症 [読書メモ2017]

『怖くて眠れなくなる感染症』 岡田晴恵 2017/03

怖くて眠れなくなる感染症
著者は白鴎大学教育学部教授。 さまざまな感染症についてまとめた本。

 エボラ出血熱(エボラウイルス病): 1976年、スーダンのヌザーラで初めて患者が確認された。 カメルーンのジャングルに住むピグミー族の15%はエボラウイルスに対する抗体を持っている。
 MERS(中東呼吸器症候群): 2012年に見つかった新型コロナウイルスによる急性の呼吸器感染症。今なお不明な点が多い。患者の死亡例の多くがイスラム教徒で、解剖がほとんど行われていない。ラクダのミルクから感染した事例が複数報告されている。
 ジカウイルス: 1947年、黄熱ウイルス研究中に偶然発見された。ほとんどの場合は軽症で予後のよい感染症。ただし妊婦が感染すると、新生児の実に1%が小頭症になるという恐ろしさ。感染した人との性交渉によっても感染する。
 デング熱: 世界人口の半分以上が感染の危機に曝されている。年間の感染者数は3-5億人、発症者は1億人。
 マラリア: 蚊が媒介する感染症で年間75万人が死亡している。その中で最多のものがマラリア。年間2億人が感染し、62万7千人が死亡している。 世界三大感染症はHIV(AIDS)、結核、マラリア。 紀元前4世紀のヒポクラテスによる記述が存在する。
 天然痘: 地球上から根絶できた感染症は、天然痘だけ。 予防ワクチンが存在していたこと、感染した人は全て発症する(不顕性感染がない)疾患であったこと、人にしか感染しないことといった条件が揃っていた。 天然痘は人類の10分の1を殺したとされる。奈良の大仏は天然痘を鎮めるために建立された。アステカ帝国・インカ帝国を滅ぼしたのも天然痘。
 狂犬病: 発症するとほぼ全員死亡する人獣共通感染症。 日・英・豪・NZなどの島国とスカンジナビア半島を除き世界中に存在する。
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