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ストーカーの時代 [読書メモ2017]

『ストーカーの時代』 ブラン・ニコル 2017/06

ストーカーの時代
著者の詳細不明。 ストーキングの心理と現代文化の関係を考察した本。

 インターネットの出現は、それ自体現代の文化がストーキングの典型的な特徴である衝動によって活性化されている方法を表わしている。インターネットは偏執的で窃視症的な衝動に向いている。 その本質は、匿名の人に情報の収集を促すことである。
 長い間その言葉は、人間や動物による狩猟にほぼ限定して使われてきた。 ストーカーは、1424年に「不法にものを追いかけ回す人、密猟者」と定義され、1508年に「盗みを目的にうろつく人」と定義されている。 19世紀と20世紀の使用を通じて、ストークという言葉は、人による他の人の狩猟の意味を含み始めた。
 ストーキングという言葉が、動物の狩猟を示すことから人間の迫害を示すことへとはっきりと移行し始めたのは、1970年代だった。
 1960年代の初期、新しい種類のフォトジャーナリストが確認された。パパラッチである。
 1990年、カリフォルニア州は最初のストーキング防止法を通過させた。 1993年までに全てのアメリカの州がこの法律を成立させた。
 ストーカーは意志するにせよしないにせよ、社会のルールを誤読する。ストーキングの犠牲者たちは、そのルールを再評価させられ、また自分たちは正しくそれらを守っていたかどうかを考えさせられる。
 有名人文化はストーキング文化である。 見当違いの親密さという性質を生み出すことを加速した文化である。それは様々な種類のストーキング行為を合法化する。インターネットのファンサイトを通じて展示されるファンの世界は、その一例。 有名人はナルシシスティックなつながり幻想の創造において共謀している。
 私たちが正常な愛と考えるものにすら、妄想的な何かがあることは事実である。 精神分析学者によると、私たちが愛について話すとき話すものは、実は空想である。
 スパイダーマンはスーパーヒーローのストーカー。
 ストーキングはナルシシックな文化の兆候である。
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