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2012年に読んだ366冊の中で注目の10冊 [読書メモ2012]

去年読んだ366冊から10冊を選びました。詳細は過去の記事を検索してください。
中国関連や火星と地球の地殻・プレートの本も捨て難かったのですが・・・。
下のリストの最初の日付は記事の日付、後ろは本の発刊月です。

2012/12/13 『働かないアリに意義がある』 長谷川英祐 2010/12 
2012/11/07 『太平洋のレアアース泥が日本を救う』 加藤泰浩 2012/08 
2012/09/28 『ユーロ危機で日本はどうなるのか』 嘉治佐保子 2012/08 
2012/09/21 『森林飽和』 太田猛彦 2012/07
2012/09/20 『人工衛星をつくる』 宮崎康行 2011/11 
2012/08/02 『古代エジプトの数学問題集を解いてみる』 三浦伸夫 2012/06
2012/07/29 『あらゆる領収書は経費で落とせる』 大村大次郎 2011/09
2012/07/11 『日本の自殺』 グループ1984年 2012/05
2012/03/27 「太古からの9+2構造」 神谷律 2012/02
2012/01/09 「スノーボール・アース」 ガブリエル・ウォーカー 2011/10
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働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)

働かないアリに意義がある (メディアファクトリー新書)

  • 作者: 長谷川 英祐
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2010/12/21
  • メディア: 新書


http://dokushomemo.blog.so-net.ne.jp/2012-12-13
話題の一冊。ハチやアリなど真社会性生物の奇妙な生態を紹介する本。アリは緊急の仕事に対応するため、必ず人員?に遊びができるような仕組みになっている。

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太平洋のレアアース泥が日本を救う (PHP新書)

太平洋のレアアース泥が日本を救う (PHP新書)

  • 作者: 加藤 泰浩
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2012/07/14
  • メディア: 新書


http://dokushomemo.blog.so-net.ne.jp/2012-11-07
熱水由来と元々海水中にあったレアアースの両方を集めたレアアース泥が太平洋各地の海底に存在している。放射性元素を含まず、回収が容易であるという。

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ユーロ危機で日本はどうなるのか

ユーロ危機で日本はどうなるのか

  • 作者: 嘉治 佐保子
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2012/08/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


http://misonekomi.blog.so-net.ne.jp/2012-09-28
ユーロ危機の詳細と日本の財政問題についての本。ユーロ問題の本はいろいろあったが、その中の一冊。結局、生産性に見合った賃金にするという一点に尽きる。

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森林飽和―国土の変貌を考える (NHKブックス No.1193)

森林飽和―国土の変貌を考える (NHKブックス No.1193)

  • 作者: 太田 猛彦
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2012/07/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


http://misonekomi.blog.so-net.ne.jp/2012-09-21
記紀・万葉集の時代から、都市周辺は(燃料として使われて)樹木のない状態で、現在は400年ぶりの豊かな森の状態にあるという。

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人工衛星をつくる−設計から打ち上げまで−

人工衛星をつくる−設計から打ち上げまで−

  • 作者: 宮崎 康行
  • 出版社/メーカー: オーム社
  • 発売日: 2011/11/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


http://misonekomi.blog.so-net.ne.jp/2012-09-20
10cm立方で1kgの超小型人工衛星CubeSatの作成と打ち上げ、運用などに関する本。2003年6月に東大のXI-IVと東工大のCUTE-Iが世界で始めて打ち上げ・運用に成功した。

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NHKスペシャル「知られざる大英博物館」 古代エジプトの数学問題集を解いてみる

NHKスペシャル「知られざる大英博物館」 古代エジプトの数学問題集を解いてみる

  • 作者: 三浦 伸夫
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2012/06/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


http://misonekomi.blog.so-net.ne.jp/2012-08-02-1
パピルスに記されたBC1800年頃の問題集を解説する本。単位分数を用いた数学が必要とされた背景が分かる。

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あらゆる領収書は経費で落とせる (中公新書ラクレ)

あらゆる領収書は経費で落とせる (中公新書ラクレ)

  • 作者: 大村 大次郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2011/09/09
  • メディア: 新書


http://misonekomi.blog.so-net.ne.jp/2012-07-29
経費とはどのように決められているかという本。理由さえ付けられればキャバクラの領収書も経費で落とせるという。

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日本の自殺 (文春新書 863)

日本の自殺 (文春新書 863)

  • 作者: グループ一九八四年
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/05/21
  • メディア: 新書


http://misonekomi.blog.so-net.ne.jp/2012-07-11
日本の衰退を文明論的に予言した本。1975年『文芸春秋』に掲載された論文と解説。文明の没落は社会の衰弱と内部崩壊を通じての”自殺”だったという。

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太古からの9+2構造――繊毛のふしぎ (岩波科学ライブラリー)

太古からの9+2構造――繊毛のふしぎ (岩波科学ライブラリー)

  • 作者: 神谷 律
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2012/02/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


http://misonekomi.blog.so-net.ne.jp/2012-03-27
細胞の繊毛に関する学術的な本。受精卵の繊毛の回転が、内臓の左右配置に関係するという。北斗の拳のサウザーの体の秘密もここにあった。(注:本書にサウザーの記述はありません)

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スノーボール・アース: 生命大進化をもたらした全地球凍結 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

スノーボール・アース: 生命大進化をもたらした全地球凍結 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

  • 作者: ガブリエル ウォーカー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/10/07
  • メディア: 新書


http://misonekomi.blog.so-net.ne.jp/2012-01-09-1
過去数回あったという全地球凍結仮説を証明するための研究を物語り方式で紹介する。

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『オスプレイとは何か40問40答』 [読書メモ2012]

『オスプレイとは何か40問40答』 石川巌 2012/09
オスプレイとは何か40問40答
 著者は元朝日新聞記者。共著者に、大久保康裕:沖縄県平和委員会事務局長、松下伸幸:日本平和学会員。 オスプレイ始め米軍航空機の日本での訓練の様子をまとめた(批判する)本。

 批判目的の本なのだが、訓練の概要がよくまとまっている。半分以上がオスプレイと関係ない米軍機訓練の話。
 「オスプレイ」はミサゴという鳥の名。
 オスプレイは海兵隊のMV-22と空軍のCV-22がある。構造はほぼ同じでオプション装備が違っている。CV-22には難地形飛行用レーダーや生存者探索システム、ロープ下降装置などがついている。
 CV-22は特殊作戦で実戦経験もあり、墜落している。2010年アフガンで夜間に特殊部隊員を敵背後に降ろそうとしての墜落。墜落したCV-22は生存者の救出と遺体搬出が終わった後A-10で爆撃された。
 佐世保の強襲揚陸艦(ヘリ空母)ボノム・リシャール(ワスプ級6番艦)は海兵隊のオスプレイを運用できるよう改造されている。オスプレイを最大12機搭載できる。強襲揚陸艦は海兵隊とヘリ(含オスプレイ)、AV-8Bハリアーを載せて作戦地へ向かう。
 ワスプ級7番艦イオージマではMV-22が墜落している。
 オスプレイにはオートローテーション機能が無い。エンジンが止まって下降するとき、回転翼が自動回転して衝撃を減らす(「無事に着地」と書かれている)もの。オスプレイの開発当初はこの機能を入れようとしたが、02年に諦めた。オスプレイの翼面積を大きくできないのが原因。日本の工事現場では高さ2m以上が「高所」と規定される。2mから落下したとき、地表での速さは6.26m/s。陸自落下傘の降下速度も6.2m/s。オートローテーションもこの速度以下になることが求められる。
 是非はともかく、オスプレイはスペックは良いが繊細な扱いが必要で、まだ実戦向きでないという印象がする。
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『名古屋「駅名」の謎』  [読書メモ2012]

『名古屋「駅名」の謎』 谷川彰英 2012/09
名古屋「駅名」の謎  「中部」から日本史が見えてくる (祥伝社黄金文庫)
 著者は筑波大学名誉教授、ノンフィクション作家。 名鉄(名古屋鉄道)の駅名の由来や由緒に関する本。

 少し独自論をからめて。記紀・万葉の時代から奈良・京都は都市化して、金属加工や窯業のような燃料を多く消費する産業は濃尾平野の周辺部で発達したのであろう。都に近く、人口がそこそこで水田に人手を取られないし燃料(木材)が豊富という背景だ。ということで金属に関する町や神が祭られ、金山(かなやま)、関(名鉄沿線でjはないが)、各務原などの地名ができた。窯業では、瀬戸、常滑、七宝、多治見、美濃焼などの町ができた。
 各務原市は1963年に4町が合併してできた。「各務(かがみ・かかみ)」の由来は銅鏡を作る鏡作部がいた為といわれる。その各務に苧ヶ瀬(おがせ)池があり、血の池伝説が紹介されているが、鉄の赤錆が原因ではないかと思う。著者は触れていないが。
 名古屋の由来は、根古屋(ねごや)であるとされる。根古屋は武士の館を意味する。名古屋周辺では、ちょっと小高い丘はほとんど根古屋だったそうだ。
 岐阜の名は信長が付けた。中国の「岐山」に依拠する。「阜」は丘。元の地名は井口(いのくち)。
 上前津は大須観音がある名古屋の中心だが、昔はこの辺りまで入り江で、「前の津」から付けられた名だという。
 平針・高針・大針という地名があるが、「針」は開墾を意味する地名。愛媛今治の「治」と同じ。
 一宮は国(尾張)のトップの神社という意味。当然二宮、三宮・・・というものがあって、国司に着任した者は六宮くらいまで訪問したらしい。尾張・二宮は犬山の大縣(おおあがた)神社。その神社の乾(いぬい)の方角にあったので「犬山」という名になったという。
 豊田市の旧名は挙母(ころも)市。古事記にも出てくる由緒ある地名だ。元は「衣」であったらしい。
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『悩まない力』 [読書メモ2012]

『悩まない力』 アルボムッレ・スマナサーラ 2008/09
悩まない力―あなたの心に秘められている (プラチナBOOKS)
 著者はスリランカ仏教界長老。80年に来日、日本テーラワーダ仏教協会で活動。 一問一答形式で悩みに対する心構えを説く本。

 コミュニケーションの問題について、仏教の「四摂事」(衆生を導くための方法)のひとつ「愛語」では「話すときは、必要で大事な内容を、少ない言葉を使って、分かりやすく整理して話すべき」とされている。
 「個性を生かせる仕事が無い」という悩みに対し、「仕事に必要なのは個性ではなく能力」と返している。その”能力”は自分で育てていくものだという。やればやるほど向上する。そして自分の能力にリミットをかけないほうがいいと述べる。
 「安定した仕事と夢、どちらを選ぶ?」との問いに、「楽しく生きよ。仕事を大げさに考えるな」と答えている。「自分の生活に必要な収入が得られる仕事」を選べばいいと述べる。安定した仕事なんて存在しない。
 「何のための仕事なのか」の問いに「生きるため」と答える。人生そのもの、生きること自体が仕事だと述べる。だから楽しく仕事をしなさいと述べる。
 「仲間が自分についてこない」との悩みへの回答で、安倍さんは立派な政治家だがリーダーになるべき人ではなかったと述べている。前の安倍内閣の時の話だ。一方的に判断したり命令したりせず、みんなの意見を聞いて、みんなに判断してもらえば、愛されるリーダーになると述べる。
 子育てについて、過保護の母親は、実は子供が嫌いなのだと述べる。自分だけがいい人間になって、子供にほめてもらいたいと思っているという。
 死の恐怖について、「あなたは何回死んだことがあるのですか?」と問い返している。理屈が成り立たないという。生きることは、絶えず死を先送りにすること。「後悔」がないように、今やるべきことをやり、日々満足して生きよと説く。
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『つながる読書術』 [読書メモ2012]

『つながる読書術』 日垣隆 2011/11
つながる読書術 (講談社現代新書)
 著者は作家、ジャーナリスト。 読書をする目的やその活用方法(読書会)などに関する本。

 著者は年間600万円ほど本代(電子書籍含む)に使っているそうだ。そして買ったら必ず目を通すという。
 パソコンでは出せない答えを考え出せる人間になる、その方法が本を読むことだと述べる。なかでも古典や時代を経た作品を読むことが「考えることができる人間」になるための助けになる。
 読書には7種類ある、として読書の目的を挙げている。①楽しむための読書 ②調べるため ③発想するため ④「自分とは」を知るため ⑤問題解決のため ⑥行動のバネにするため ⑦考える力をつけるための読書 だという。
 「余った時間で読もう」と思わず、読書時間を意識して確保せよと述べる。スクワットをやりながら読むなど場所を変えてみるのも読書時間の確保と習慣化に役立つと述べているが、どこまで本気なんだ。
 なじみのない分野の本は、最初の1冊をしっかり読めば、2冊目からは短時間で読めるようになるという。
 「全部を読まない、全部を記憶しない」として、1冊で10の「肝要なこと」がしっかり脳に刻まれれば大成功だと述べる。
 著者は、例えば佐高信について批評を書く前に、100以上の彼の書籍全てを読んでいたという。そうすると、ほとんど彼(佐高)の頭になりきって考えることができるのだという。
 少し話が飛んで、国会図書館は完全デジタル化の作業を進めている。国会図書館は日本で発行された全ての書籍を提出させているから、日本の書籍は全てデジタル化されるということになる。そして、これを有料で貸し出すのだという。著者は物書き業が成り立たなくなると心配する。
 著者は2005年前後に有料メルマガのシステムを作って公開した。堀江貴文氏のメルマガもこれに乗っかった形だという。
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『これから日本経済の真実を語ろう』 [読書メモ2012]

『これから日本経済の真実を語ろう』 吉野直行 2012/09
これから日本経済の真実を語ろう
 著者は慶応大学教授。財務省関税・外為等審議会会長を歴任。 日本経済の現状と問題点・対策を提案する本。

 著者は日本経済低迷の最大の原因は人口の高齢化・少子化にあるという。そして、低迷する日本経済が抱えているのは構造問題だと述べる。「構造問題」という言葉を使うと、問題の本質が見えにくくなるように感じるのだが。それに少子化なら日本より深刻な国がいくつかあるが、日本のように停滞している国はない。人口減少は経済規模縮小に直結するが、高齢化・少子化を経済低迷の主犯にするのはちょっと違うと思う。
 アメリカは「誤り」を前提にした社会設計であると述べる。高速道路では、間違った方向に入ってもすぐ引き返せるように、数キロ毎にインターチェンジがあるという。一方日本は「誤りを犯さない」ことが前提の社会設計がなされている。原発事故しかり。アメリカの大学のマークシート試験は、1人づつ答えの配列が違っているそうだ。コンピュータで判定するのだから、問題用紙の番号と受験番号があれば、正答がランダムな配置でも問題ないのだ。日本では同じ問題配列で出されるため、隣の人の答案を見ないように配慮しなければならない。
 日本の資産運用効率は先進国中最低である。ドイツもかつては日本のように低かったのが、今ではアメリカを上回る資産運用を行っている。ドイツの運用効率が高い原因は、経済の好調さと金融に対する質の高い教育だと述べる。
 著者は日本政府の債務残高と個人金融資産1500兆円(借金を引くと1140兆円)を比較して、そろそろ限界だと述べる。しかし企業も日本の金融機関に預けているので、企業の金融資産も考慮すべきだろう。
 とは言え、収入以上の借金で続けられる分けも無く、「税収に見合った歳出」を考えろと真っ当な指摘をしている。現在は支出を先に決めて足りない分を借金している。金が無ければ社会保障も弱者救済もできない。だから経済成長が重要なのだ。現在は”弱者”である将来世代に負担させている。
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『G-SHOCKをつくった男のシンプルなルール』 [読書メモ2012]

『G-SHOCKをつくった男のシンプルなルール』 伊部菊雄 2012/10
G-SHOCKをつくった男のシンプルなルール
 著者はカシオ計算機(株)エンジニア。G-SHOCK商品化のリーダー。 仕事のやり方に関する本。

 仕事=コミュニケーションの基本は「まとめる」「ととのえる」「伝える」。これだけだと述べる。仕事ができる・できないの差は8割が「伝える」能力の差だという。
 「伝える」とは聞き手の意図を理解し、物事の本質をつかむことが重要。
 伝えるコツは、「伝えたいことを1つに絞り込む」ということ。伝える目的は、報告・情報伝達・提案の3つだけ。
 まとめる作業は、アイデアを吐き出して削り込む作業。最終的に1行、25文字程度でまとめる。
 (プレゼンの)ストーリーつくりは全体から部分へ。ビジュアル(凝ったアニメーションのようなもの)は避けるべきという。常識に反して視覚イメージは「印象に残りにくい」と述べる。ボーっとテレビを眺めているような状態になるという。
 手本になるのはジョブズよりNHKアナウンサー。視聴者目線で短く核心をまとめるところが、参考になるそうだ。
 中高生相手の講演では、最初に「すごい人だ」と思わせるのが重要と担当者に言われたそうだ。「大したこと無い」と思われると、途端に話を聞いてもらえなくなる。
 「目次作り」こそがクライマックスだという。各項目ごとに短く内容を表し、かつキャッチーな表現にする必要がある。
 G-SHOCKの開発は「落としても壊れない時計」という単純な提案書から始まった。2年掛けて製品化し、1983年に発売するがあまり売れず。アメリカでアイスホッケーのパック代わりに叩くというコマーシャルで人気が出る。日本で売れ始めたのは1990年くらいからだという。
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『なぜヤギは、車好きなのか?』 [読書メモ2012]

『なぜヤギは、車好きなのか?』 小林朋道 2012/05
なぜヤギは、車好きなのか? 鳥取環境大学のヤギの動物行動学
 著者は理学博士、鳥取環境大学講師。専門は動物行動学。 大学のヤギ部での活動に伴う発見とエピソードについての本。

 2001年鳥取に鳥取環境大学が設立され、著者が講師になった。最初の講義で思い付きで「キャンパスでヤギを飼ってみてはどうですか」と口を滑らした。何の準備もなかったのに、講義終了数分で”ヤギ部”が成立してしまった。
 そこで大山トムソーヤ牧場から生後2ヶ月ほどの子ヤギをもらうことになった。それがヤギコ。牧場の社長の話では、「トカラ(ヤギの品種)の血が混じっているから大人になっても小柄ですよ」ということだったが、並みのヤギよりはるかに大きな大ヤギに育った。色々混じった雑種だったらしい。その後クルミとミルク、コハルとコユキの母娘4頭が”入部”した。
 さて表題の”車好き”についてだが、脱走したヤギが駐車場の車をしげしげと眺めることが目撃されたためだ。その正体は、車のボディーに映った自分の姿を観察していたのだ。実験でヤギの前に鏡を置くと車の点検行動と同じような行動をとった。臭いがしないので不審がっているという。視覚の発達した鳥類に比べ哺乳類は嗅覚が発達した。最初の哺乳類が夜行性だったせいだろうという。
 大学案内の写真として、学生とヤギを入れた写真をとることになった。苦労はしたが、学生とヤギが同じ方向を眺める写真が撮れた。動物は他者の何かを見つめる姿勢に反応して、その動物自身も同じ方をみるという性質があるそうだ。危険察知からの本能だろう。
 ヤギにヘビを入れた袋を近づけると、10mくらい離れる。ヘビ(の臭い)を恐れる本能がある。透明なケースに入れたコナラの葉(ヤギの好物)と袋に入れて臭いだけのコナラをヤギの前に置くと、ヤギは臭いの無いケースの方に向かうそうだ。危険察知は臭いで、エサは見た目重視ということらしい。ヤギは色を感知できる。
 ヤギに発泡スチロールで型取ったヤギを見せると、尻や鼻の臭いを嗅ごうとする。白くてそれっぽい形のものには反応するようだ。
 2001年にやってきた最初のヤギ、ヤギコは2012年2月に老衰で亡くなった。
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『心がぽかぽかするニュース2011』 [読書メモ2012]

『心がぽかぽかするニュース2011』 日本新聞協会 2012/07
心がぽかぽかするニュース HAPPY NEWS 2011
 日本新聞協会が、読んでHAPPYな気持ちになった記事とコメントを募集する「HAPPY NEWSキャンペーン」の2011年版。

 当然だが東日本大震災関連が多い。多くが気持ちの沈んだ大人と元気な子供という構図だ。そのあたりはサクっと省略して、そういえばそんな出来事がというのを列挙する。
 女子高生の実験結果が米国化学会の学会誌「ザ・ジャーナル・オブ・フィジカルケミストリー」に掲載されたというニュースがあった。BZ反応(酸化と還元を繰り返す)の実験(金曜日)後、片付けずに帰って翌月曜日に見たら再度反応が起きていたというもの。気付かずに片付けてしまえば発見はなかった。「なぜ?」を追究することが発見につながる。
 震災と少し関連するが、70億人目の赤ちゃんが認定されたというもの。2011年10月31日生まれが70億人目。80億人目は何年後だろうか。
 米で269グラムの赤ちゃんが生まれたというニュースもある。帝王切開で予定より4ヶ月早く生まれたとか。通常の1/10以下だ。医学も進歩したものだ。
 「牛牛自適」というタイトルのニュースがあった。台湾の牛の老人ホーム「老牛的家」だ。水牛や農耕牛が老後を送っている。昔の日本と同じく台湾では農耕牛を食べるという習慣はない。川原などで雑草駆除すれば一石二鳥じゃなかろうか。
 大阪御堂筋の彫刻に赤い服が何者かによって着せられたというニュースもあった。その後犯人?は分かったのだろうか。
 最後に震災関連。仙台のコンビニで震災当日「代金は後日」ということで商品を渡していたが、後日本当に代金を払いにきたというニュース。全員がということでもないだろうが、すばらしいニュースだ。
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『二酸化炭素温暖化説の崩壊』 [読書メモ2012]

『二酸化炭素温暖化説の崩壊』 広瀬隆 2010/07
二酸化炭素温暖化説の崩壊 (集英社新書)
 著者は作家。 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の出すデータは捏造であるという本。

 地球温暖化に関しては、データ元を明示しないと話がかみ合わない。気象庁のデータで98年から09までの10年間地球全体での気温上昇は起きていない。もう少し長い期間1890年から2008年のデータでは、100年で0.7℃ほどの上昇が見られる。しかしアメリカ田舎のデータやニュージーランドの生データでは100年間で気温の上昇は見られない。最近の気温の上昇は、二酸化炭素によるものではなく、都市の廃熱、ヒートアイランドによるものというのが著者の主張だ。
 IPCCが温暖化の根拠としてきたホッケー・スティックと呼ばれるグラフがある。過去六世紀の地球規模の気温変動のグラフなのだが、ホッケーのスティックのように、一定だった値が1950年位から上昇している。このグラフは捏造で、クライメートゲート事件と呼ばれる。著者は17-18世紀前後の小氷期(日本では天明の飢饉など、英国ではテムズ川が氷結した時期)が現れてないので捏造とすぐに分かったと述べている。逆に13世紀前後はCO2を輩出していないのに現在よりも温暖だったのが現実。
 さらに長い時間軸では、最後の氷河期が紀元前7千年前に終わり、紀元前6千年から4千年くらいは現在より2℃ほど気温が高かった。この頃は海の水位が今より高く、縄文海進と呼ばれる。
 氷河期の原因として、地球軌道と地軸の周期変化を挙げている。これはミランコビッチ・サイクルと呼ばれる。また、太陽活動=黒点数の増減と気候の相関をIPCCは意図的に無視している。
 温室効果の95%は水蒸気によるものと主張する。CO2は大気の0.03%、水蒸気は平均0.26%である。CO2上昇は温暖化の結果であるとの見解だ。
 また著者は原発は廃熱が多いのでエコではないという。廃熱は火力も同じじゃないかと思うが、コンバインドサイクルなどで効率がいいと主張する。原発も廃熱利用発電すればいいだけと思うが。原発が消費地から遠くて送電ロスが大きいというのはその通りだ。
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