So-net無料ブログ作成
検索選択

海水の疑問50 [読書メモ2017]

『海水の疑問50』 上ノ山周 2017/09

海水の疑問50 (みんなが知りたいシリーズ4)
著者は横浜国大大学院教授。 海にまつわる疑問に答える本。

 沖縄やハワイの海が青く見えるのは、白い砂浜が関係している。海面から入った光が、海底の白い砂で散乱して、再び海面から出て眼に届く。海水中を往復する間に赤色光だけが水に吸収され、結果として「青い海」が見える。砂浜がなく、深い海だったら、戻ってくる光がほとんどないので黒っぽく見える。これが「黒潮」。
 ソマリア海流は季節によって向きが逆転する。
 南極周極流は、流量では世界一大きい海流。
 表層の海流は、海上風がその原因。
 海水は、火成岩と揮発性物質(原始大気)とが反応して生成した。
 海水がほぼ現在の組成になった時期は約20億年前といわれ、光合成で酸素が蓄積し始めていた。
 工業的に利用されている、海水中の資源は、食塩以外にマグネシウム塩、臭素、カリウム塩など。 将来的に利用できそうな資源として、リチウム、ウラン、ヨウ素など。ウランは海水1L中に3μg。
 2013年にアメリカの医学研究所が極端な減塩は危険であるかもしれないと発表した。最近の報告では、死亡率でみると、現在の塩分摂取量が一番良いことが分かった。
 岩塩は古代カンブリア紀(5.5億年前)から新生代第3紀(200万年前)までにできた。大ざっぱに恐竜時代に生まれたといっていい。
 海洋は層状の構造を持っているが、高緯度になるほど(層が)不明瞭になる。 海表面から200-400mを表層と呼び、季節で層厚が変化する。次が中深層。3000m以深を深層と呼ぶ。
 海水魚の血液の塩類濃度は海水の約3分の1。
 ホヤは海水中のバナジウムを1000万倍近い濃度で血液中にため込む。ホヤはバナジウムを利用して酸素を運ぶ。同様にホタテガイはマンガン、エビ・カニなど甲殻類やイカ・タコは銅を血球の中にため込んでいる。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

9月第2週に読んだ本(まとめ) [既読一覧]

『1万人を見てわかった 起業して食える人・食えない人』 松尾昭仁 2016/06
『スマホの5分で人生は変わる』 小山竜央 2016/09
『図解 専門医が教える!めまい・メニエール病を自分で治す』 肥塚泉 2017/06
『FX取引の王道』 大西知生 2017/06
『ぼくの村がゾウに襲われるわけ。』 岩井雪乃 2017/07

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

1万人を見てわかった 起業して食える人・食えない人 [読書メモ2017]

『1万人を見てわかった 起業して食える人・食えない人』 松尾昭仁 2016/06

1万人を見てわかった起業して食える人・食えない人
著者は起業コンサルタント。  起業して食える人・食えない人の特徴を紹介する本。

 個人で事業を興しても、40%が1年未満で脱落、10年目まで生き残っている人は10%。
 起業がうまくいかない最大の理由は、サラリーマン時代の思考と行動原理を引きずったまま行動してしまうことにある。
 食える人は「常に抜け道を探し、近道を歩く」 食えない人は「渡された地図どおりに歩く」
 右向け右と言われたときに、1人だけ左を向くことができる人が、起業家として成功していく。
 食える人は「直感で答えを出して行動する」 食えない人は「理詰めで物事を決めようとする」
 食える人は「できないことは切り捨てる」 食えない人は「平均点を上げようとする」
 食える人は「ルールはつくった側が有利だと知っている」 食えない人は「ルールは平等だと思っている」
 食える人は「定時に帰って副業で稼ぐ」 食えない人は「会社に残って残業代を稼ぐ」
 食える人は「自分の予定に合わせてもらう」 食えない人は「相手の予定に合わせる」
 食える人は「ビジョンを決めてから勉強を始める」 食えない人は「とりあえず勉強を始める」
 食える人は「優秀な通訳を探す」 食えない人は「英語の勉強を始める」
 食える人は「半分もやってくれたら十分だと思う」 食えない人は「他人に完璧を求める」
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

スマホの5分で人生は変わる [読書メモ2017]

『スマホの5分で人生は変わる』 小山竜央 2016/09

スマホの5分で人生は変わる
著者は(株)ライブクリエイト代取、講演会コンサルタント。 スマホで浪費している時間を有効に生かす方法を教える本。

 1日に平均3時間16分スマホの画面を見るのに費やしているというデータもある。 この傾向は年々強くなっており、今やスマホを多用する現代人の多くが、散漫で落ち着きがなく、物忘れが激しくなっている。
 (人生が)うまくいく人は「ツールを目的ありきで利用する」のに対し、そうでない人は「ツールに使われている、振り回されている」場合が非常に多い。
 実はスマホは他の娯楽に比べて、非常にドーパミンが溜まりやすい存在。
 人は「自分でコントロールできている」と思っている限り、それにハマり続ける。
 スマホを使い続けることで、私たちは無意識のうちに夢を追う必要性を感じなくなっている。
 スマホのサービスのほとんどは、巧妙に仕組まれた「時間を奪う」戦略を持っている。
 人がその(依存した)生活をやめられないのは、主に3つの理由がある: ①そもそも問題視していない ②「自分がコントロールしている」と思っている ③「正当な理由がある」と思い込んでいる。
 少しでも自分を変えたいと思うならば、自分の行動について把握すべきであり、もっと思慮深くなるべき。
 もう一度スマホを使う目的と用途を確認する。
 1ヶ月以上使っていないアプリは捨てる。
 成功者に共通している4分野(健康、人間関係、時間、お金)をスマホに取り入れる。
 SNSは自分が発信者側でなかったら、やめた方がいい。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

図解 専門医が教える!めまい・メニエール病を自分で治す [読書メモ2017]

『図解 専門医が教える!めまい・メニエール病を自分で治す』 肥塚泉 2017/06

図解 専門医が教える! めまい・メニエール病を自分で治す正しい知識と最新療法
著者は聖マリアンナ医科大学教授。 めまいの自己診断と対処法を教える本。

 めまいを治すコツは、気持ちを前向きに、そして体を動かすこと、笑うこと。
 めまいの原因となるのは、次の3つの部位(ケース)。①耳から生じる場合 ②脳から ③ホルモンの変調や自律神経の失調などから。
 三半規管が傷害されるとグルグル回転するような回転性のめまいが生じる。 耳石器が傷害されると、フワフワ、クラクラするような浮遊性のめまいを生じる。 前庭神経を傷害すると、激しくグルグル回るようなめまいを体験するようになる。 内耳全体に障害があることで生じるめまいは、聞こえに関した症状が同時に起こる。 脳から生じるめまいは、ろれつが回らない、物が二重に見える、うまく歩けない、といった症状が同時に起こる。
 脳から生じるめまいは、ままい全体の10%程度。原因は主として小脳や脳幹などの損傷。
 良性発作性頭位めまい症(BPPV)は、めまいの40-50%を占め、耳に原因があるめまいの中で最も多い病気。 頭を動かすとめまいが強くなる。 激しいめまいは30秒くらいでおさまる。 BPPVは耳石剥離で起きる。骨粗しょう症や運動不足で耳石がもろくなる。 寝返りを打たない人がBPPVを発症しやすい。
 めまいを起こす病気の中でBPPVに次いで多いのがメニエール病で、10%程度。 回転性のめまいが何回も繰り返され、発作と同時に聴覚の異常を伴なう。 メニエール病は、内耳リンパ液の水ぶくれが原因で起こる。 リンパ液が過剰になる原因で有力なのがストレス説。 メニエール病は誤診率が高い。
 前庭神経炎は、頭を動かしてもめまいの強さはあまり変わらない。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

FX取引の王道 [読書メモ2017]

『FX取引の王道』 大西知生 2017/06

FX取引の王道 外貨資産運用のセオリー
著者は外資系証券会社勤務。 FX取引の全般を紹介する本。

 FX取引は、日本人が作り出し、日本人がきっちりルールを整備し発展してきた「日本発」の運用手段。
 世界最大の外国為替市場はロンドンで、東京市場の約6倍。
 グローバルな為替取引は1日に5兆ドル。米ドルの取引が4.4兆ドルで、88%の為替取引が対米ドル。次に多いのがユーロ31%、円は3番目で22%。
 ノンバンク・マーケットメイカーはAIを駆使して取引を行い、ポジションを持つ時間は短い間。取引種類も2営業日以内に決済が行なわれるスポット取引に特化しているところがほとんど。今後は、AIを駆使するノンバンク・マーケットメイカーのプレゼンスがさらに高まってくることが予想される。
 日本における為替スポット取引全体の6割(59.8%)がFX取引。
 FX取引3つの特徴は、①レバレッジ ②スワップポイント(高金利通貨を買うと支払われる) ③取引の柔軟性(24時間取引)。
 日本のFX取引は、ほとんどが投資家とFX会社が相対で直接取引する「店頭FX取引」。
 FX取引専門会社は20社。20社合計の収益は、過去4年おおむね400億円前後。
 FX取引参加者は過去5年で8割以上(86%)の確率で逆張りを行なっていた。
 わが国個人の資産運用状況について、外貨資産は約3%と極端に小さな数字。保守的な生保でも外貨資産23%。
 銀行で外貨預金を行なうよりレバレッジ1倍でFX取引を行なうほうが、金利、手数料の両方から見てスマート(有利)。
 ファンダメンタルズ分析の3つの学説:経常収支説、購買力平価説、アセット・アプローチ(金融資産の移動)説。
 平常心で時間的余裕があるときに、できるだけ多くのことを決めておくことが後悔の少ない取引につながる。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

ぼくの村がゾウに襲われるわけ。 [読書メモ2017]

『ぼくの村がゾウに襲われるわけ。』 岩井雪乃 2017/07

ぼくの村がゾウに襲われるわけ。: 野生動物と共存するってどんなこと?
著者は早稲田大学准教授。新人猟師。 動物保護が動物による被害を生み出している実態を紹介する本。

 タンザニアでは、野生のゾウと村びとがごく近くに暮らしていて、トウモロコシ畑があれば根こそぎ食べつくされてしまう。ときには200頭もの大群で押し寄せてくることもある。
 村びとたちは以前暮らしていた大草原のすみかを追われ、そこに「国立公園」「動物保護区」がつくられ、「人がいない野生の王国」の周辺に村びとは押しやられてしまった。
 保護区の動物たちが村に入ってきて畑が全滅しても、村びとが殺されても国や県からはなんの補償もない。
 「猟獣(動物)保護区」ではハンティングができる。タンザニアでは、ゾウは200万円、ライオンは80万円でハンティングできる。
 1951年、セレンゲティ国立公園になるまえ、日本の四国地方にも匹敵するこの広大な平原には、主に3つの部族、イコマ、マサイ、スクマが暮らしていた。 狩が禁止されてから、イコマは畑作と牧畜で暮らすようになった。そして、10年ほど前から、ゾウが村に入ってきて、作物を食い荒らすようになった。
 ゾウが国立公園から出てくるようになった原因のひとつは、村びとが草原で狩りをしなくなったことで、野生動物が人間をおそれなくなったと考えられている。
 国立公園の入園料はカードで決済するシステムになっていて、現金が途中で不正に消えてしまうということが起こりにくくなっている。
 ゾウの被害を受けているのは、タンザニアの中では少数の人びと。多くの人は野生のゾウを見たこともなく、「ゾウを見るために観光客が大勢来てお金が落ちる」と考えている。
 2000年代にふたたびゾウの密漁が増え、政府発表でゾウの数は11万5千頭(2009年)から4万3千頭(2014年)と60%も激減した。主にセルー猟獣保護区での密猟が原因。背景には、中国、タイでの象牙需要の高まり。
 2013年の密猟一掃作戦の捜査は暴力的で、殺された者13名。この作戦は「政府高官の密猟への関与」から目をそらす目的で行なわれた、との批判記事がタンザニアの新聞に掲載された。 タンザニアは、国の収入の20%を外国からの援助に頼っているので、援助する側の欧米諸国の意向に沿わなければならない。
 様々な国(アメリカ、オーストラリア、アフリカ)の国立公園とその設立過程をみると、どこの国でも、そこに暮らしていた人びとを追い出して国立公園をつくっていることがわかる。つまり、人類の歴史の中で、人が踏み込んでいない「手つかずの自然」というものは、存在しない。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

9月第1週に読んだ本(まとめ) [既読一覧]

『微生物』 ニコラス・P・マネー 2016/07
『生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか』 山岸明彦 2015/09
『逆境を生かす人 逆境に負ける人』 アル・シーバート 2016/04
『先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています!』 小林朋道 2016/05
『金持ち脳と貧乏脳』 茂木健一郎 2013/12

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

微生物 [読書メモ2017]

『微生物』 ニコラス・P・マネー 2016/07

微生物 目には見えない支配者たち (サイエンス・パレット)
著者はマイアミ大学植物学教授。 微生物について体系的にまとめた入門書。

 肉眼でとらえることのできる生物は、生物全体のなかでは少数派に過ぎない。生物の大部分は肉眼で見ることのできない微生物。
 ミトコンドリアと葉緑体は、ともにバクテリアを起源とするものであり、生命進化の初期段階で、真核生物の祖先種がそれらを取り込んだと考えられている。このような関係を細胞内共生とよぶ。
 数十億種またはそれ以上のバクテリアが地球上にいる。
 マイコプラズマは細胞壁を持たない。直径が0.2μmと、一般的な細胞壁を持つバクテリアの直径1μm程度に比べ極端に小さい。
 地衣類は真菌類とシアノバクテリア(または緑藻)とが共生したもの。
 ヒトゲノムには10万個の内在性レトロウイルスに由来する遺伝子断片を含んでいる。これはヒトゲノム全体の8%にもあたる。
 微生物の中には無機物だけで生育するものがいる。有機物に依存しない生き方なので、これらは独立栄養生物とよばれる。独立栄養生物は、光エネルギーで生きる光独立栄養生物と無機物の酸化で生きる化学独立栄養生物の2種類に分けられる。
 海洋でのウイルスと細胞生物の存在比は15:1。 我々の体は100兆個のバクテリアをおもに腸内に含んでいる。加えて1000兆個のウイルスも体内に存在している。
 微生物を含む食品を体調管理に用いる方法はプロバイオティクスとよばれる。
 海洋中の生物量の90%はバクテリアとアーキア。 1gの肥沃な森林土壌は1億個の原核生物を含んでいる。
 すべての動物が微生物と共生関係を結んでいる。 われわれはみな微生物の中で産まれ、微生物とともに生き、そして最後には微生物に分解されて消えるのだ。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか [読書メモ2017]

『生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか』 山岸明彦 2015/09

生命はいつ、どこで、どのように生まれたのか (知のトレッキング叢書)
著者は東京薬科大学生命科学部教授。 アストロバイオロジー(宇宙生物学)を紹介する本。

 スウェーデンの物理化学者アレニウスは晩年、「地球上の最初の生命は、宇宙からもたらされた」という「パンスペルミア仮説」を発表する。 パンスペルミア仮説の中核をなす考えは、「生命の惑星間移動」。 時代が進むと、高層での探査技術が発達し、数十km上空までの間に漂う微生物を、何種類も捕らえられるようになった。これらの観測結果から、「地球大気の高層部分という過酷な状況下であっても、微生物は生存できる」ということがわかった。
 微生物が宇宙空間に放出される原動力として最近注目されているのが、「ブルージェット」「スプライト」「エルブス」といった高々度放電発光現象。
 こうして、宇宙を漂っている有機物や微生物をISSで捕まえることを目的とした実験「たんぽぽ計画」がスタートした。 たんぽぽ計画の目的は、①宇宙空間で微生物を捕集する ②地球の微生物が宇宙空間でどのくらい生存できるかを調べる ③地球の有機物の起源を調べる。
 地球最初の生命が発生した場所で、有力なのが「海底熱水説」。しかし、核酸をつくるには、「乾燥」という工程が必要で、海底で最初の生物が誕生するのはとても難しいと考える。私が最も可能性が高いと考えているのが、陸上の温泉付近。
 「生命が誕生した年代」については、少なくとも38億年ほど前には存在していたのではないか、とされる生命の痕跡(同位体比率の異なる炭素)が見つかった。
 生命誕生の謎を解き明かす方法としては、2つのアプローチが考えられる。1つは「無機化合物から有機化合物がつくられ、そして生命へと発展してきた」という化学進化について考えること。もう1つは「現在の生物の共通祖先を探しあてていく」方法。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ: