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賢者の投資、愚者の投資 [読書メモ2018]

『賢者の投資、愚者の投資』 山崎和邦 2015/12

賢者の投資、愚者の投資

著者は野村證券などを経て武蔵野学院大学名誉教授。 暴落を買え、ナンピンせよという相場哲学を教える本。

 賢者は大天井前に売り切って、大底に向かう経過または大底近辺で安値を拾う。
 大底圏内を逃したか否かよりも、逃したときの精神衛生上の傷の刺青の濃さが賢愚を分ける。
 賢者は相場を嗜むが没入はしない。愚者は相場道や投資哲学を語りたがる。 相場とは、しょせんは修羅の道。
 賢い投資家、最終的に成功で終わる投資家は、必ず自分の本業に精を出したうえで、あるいは安定収入を確保したうえで、投資活動に勤しむものだ。
 本書は、市場の合理性には限界があると潔く認め、むしろそのことを利用して利益を得る方法を説いている。
 経済学を学んだインテリの多くが市場で失敗するのは、理論に頼るから。
 一言で尽くせば、大勢下限を世情に反して買うことだ。とことんまでナンピン買い下がるべきである。
 NYダウ創設以来120年間で20%超の下降相場は23回、そのときの底値を「大底」といい、このときに買えば何を買っても2,3年で2倍や3倍にはなる。
 平成になって日経平均が半分になったことは5回ある。好機はまた来る。
 相場が悪かった、相場が間違っていたんだ、という者はすでに相場に負けている。

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米中戦争前夜 [読書メモ2018]

『米中戦争前夜』 グレアム・アリソン 2017/11

米中戦争前夜――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ

著者は政治学者。 米中の衝突と回避のシナリオを歴史から推察する本。

 「アテネの台頭と、それがスパルタに与えた恐怖が、戦争を不可避にした」 アテネの歴史家トゥキディデスは、そのように結論づけた。 新興国と覇権国の間のパワー・シフトがはらむこの深刻なジレンマが「トゥキディデスの罠」。
 トゥキディデスは、戦争の火ぶたを切った直接的な出来事よりも、戦争をもたらした構造的要因のほうが重要だと考えた。
 数十年以内に米中戦争が起こりうる可能性は、現在考えられているよりも非常に高い。 一方、戦争は不可避ではない。
 1980年の中国のGDPは3000億ドル以下だった。それが2015年には11兆ドルに達し、世界第2位の経済大国に躍り出た。 購買力平価(PPP)で算出すると、すでに米中のGDPは逆転しており、2019年にはアメリカを20%上回る。
 現在の中国は、アメリカなら何年もかかることを数時間でやってのける。 中国の軍事力は30年前の8倍に拡大した。
 トゥキディデスによれば、戦争に発展させる大きな要因は、国益、不安、名誉。
 習近平は「戦って勝てる」軍が不可欠だと考えている。 今後5-10年で、通常戦争ではアメリカが敗北する可能性が高まる。
 アメリカと中国の共通点は、極端な自己優越意識(オレが1番)。
 中国が起こした4つの限定戦争:朝鮮戦争、中ソ国境紛争(1969年)、台湾海峡危機(1996年)、東シナ海と南シナ海。
 米中の全面戦争は一気にエスカレートして起こる。シナリオ①海上での偶発的衝突 ②台湾の独立 ③第三者の挑発 ④北朝鮮の崩壊 ⑤経済戦争から軍事戦争へ。
 (キューバ危機のときの)ケネディと同じように賢い選択をするためには、4つの中核的概念を理解すべき。 ①重大な利益を明確にする ②中国の行動の意図を理解する ③戦略を練る ④国内の課題を中心に据える。

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メンタルが強くなる60のルーティン [読書メモ2018]

『メンタルが強くなる60のルーティン』 中谷彰宏 2016/06

メンタルが強くなる60のルーティン

著者は博報堂を経て独立。著作、講演活動など。 メンタルを強く保つ方法を教える本。

 人間関係の悩みが解決すれば、仕事の悩みは解決する。
 日本の会社というものは、家庭的であって家庭ではないところが、むずかしいところ。
 相手の怒りは、ほかに原因がある。自分が解決しなくていい。相手に解決させる。
 人は必ず間違い、必ず修正できる。
 自分だけではなく、「みんなも大変」と考える。
 「敵だ」と決めつけるから、敵と思える証拠を見つけ始める。 人を見たら「敵」と考えるのが、メンタルの弱っている人。
 コミュニケーションとは、本当の自分を見せ合うこと。
 嫌われることを恐れることで、ウツになる。 嫌われないから愛される、ということはない。
 物事を常に上か下かで考えてしまうことが、しんどくなる原因。
 変化があるからチャンスが生まれる。
 メンタルが弱っている人は、二元論で考える。「善か悪か」「上か下か」など。
 した後悔は時間とともに小さくなり、しなかった後悔は大きくなる。
 自信は、重荷から逃げないことで生まれる。
 リラックスとは、他人の目線を気にしない状態。

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2月第4週に読んだ本(まとめ) [既読一覧]

『毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方』 井ノ上陽一 2016/06
『サルはなぜ山を下りる?』 室山泰之 2017/12
『気力より体力』 吉越浩一郎 2016/08
『THE END OF JOBS 僕たちの20年戦略』 テイラー・ピアソン 2017/12
『「半径5メートル最適化」仕事術』 佐々木希世 2017/06

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毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方 [読書メモ2018]

『毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方』 井ノ上陽一 2016/06

毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方をお金のプロに聞いてみた!

著者は税理士。 実行すべき時間のつかい方は、「制限する」「ずらす」「加速する」の3つだという本。

 「人生80年」と考えると、約3万日。お金でたとえるなら、「財布の中に3万円あり、毎日そこから1円ずつ減っていくのが人生」。
 むしろ、やりたいことを先にやったほうが時間管理はうまくいく。
 残業代は麻薬のようなもの。大幅な給料アップにはならない。 早く帰れる人こそが、自分の給料を上げるだけでなく、会社の利益をも生み出す。
 「俯瞰術」:仕事を書き出す 仕事を眺める 仕事を減らす 期限を決める 上司、お客様に相談する。
 仕事ではない時間(睡眠、食事、趣味・・)を24時間から天引きして、仕事を「制限」する。
 「時間を制限する」「時間をずらす(朝方の生活)」「スピードを加速させる」。
 コツコツ続けて得られるパフォーマンス「コツパ」がいいもの(家計簿、運動、勉強・・・)に時間とお金を投資する。
 自分の次は他人を「制限」する。断るスキルが高い人ほど「制限力」が高い人。
 「自分の集中力を管理し、最適な状態を保つ」のに最適な方法こそが、ポモドーロテクニック(タイマーをつかって時間制限する仕事術)。
 寝る前は思い切って自分の好きなことをちょっとだけやって1日を終える。
 集中力の維持には「見えない化(今やらなくていいことは目に入らないようにする)」も効果的。
 「めんどくさい」は時間効率化のバロメーター。
 遠回りにみえても「思考の整理」を毎日続ける。

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サルはなぜ山を下りる? [読書メモ2018]

『サルはなぜ山を下りる?』 室山泰之 2017/12

サルはなぜ山を下りる?: 野生動物との共生 (学術選書)

著者は東洋大学経営学部教授。 野生動物による農作物被害対策をまとめた本。

 野生動物による農作物被害が急増しはじめたのは1980年代ころから。それと並行するように、中山間地域や農村部では、野生動物と列車の衝突事故が増加してきた。近年になって、シカやイノシシのロードキルが数百件発生している(NEXCO西日本管内)。
 エネルギー革命(石炭・石油・ガス)後、人が里山を資源として利用することが激減し、野生動物の生活空間が人里付近まで拡大した。
 食料や薬用資源としての利用は、明治初期から1940年代まで全国のニホンザル個体群に多大な影響を及ぼした。東北地方のニホンザル分布が非常に限られているのは、この時期に個体群の大幅な縮小や絶滅が起こったためである。 ニホンザルが非狩猟獣となったのは戦後。
 意外なことに、サルは「協力して何かをする」ということができない。
 人里に現れるようになったサルにとって、もっとも大きな変化は、それまで食物だと認識していなかった農作物を、自分たちの食物として食べはじめることである。 放置しておくと、農作物への依存度はどんどん高くなってしまう。
 農作物は野生のものに比べて消化率や栄養価が高い。栄養状態がよくなると、成長が早くなったり、よく繁殖したりする。
 野生動物がいるから被害が発生するのではなく、被害が発生する条件(手の届くところに餌がある)が揃っているから被害が発生するのだ。その状況を作っているのは、ほかでもない人なのだ。
 物理的な障壁(ネットなど)は、「農地に入るのを完全に防ぐ」ものではなく、「農地に入るのに時間がかかるようにする」ものに過ぎない。柵とは、人が追い払うまでの時間稼ぎのためのものなのだ。
 人が追い払うというのが、もっとも簡単にできる方法。
 農地周辺の森林を強度に間伐するか皆伐することによって、見通しをよくして緩衝帯を作るというものがある。
 被害対策を推進してゆくうえで一番大切なことは、確実に効果が期待できる方法で、少規模でも良いからとりあえず被害を減らすこと。
 被害対策における意志決定者は、行政ではなく農家。 残念ながら獣害対策の専門家と呼べる人材は、都道府県には、現在のところほとんどいない。

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気力より体力 [読書メモ2018]

『気力より体力』 吉越浩一郎 2016/08

気力より体力 一流のコンディションを手に入れる

著者はトリンプ・インターナショナル・ジャパンの社長を経てコンサルタント。 気力がない原因は体力不足であるという本。

 体力が欠けているから気力が湧かないし、実力も十分に発揮できない。逆に、仕事を徹底できる人はみな体力がある。
 気力がない人は、本人が自覚しているか、していないかにかかわらず、例外なく体力がない。 週5日、1日8時間、徹底してベストパフォーマンスを発揮できる体力が重要。
 体を「鍛える」というより、「整える」という感覚。
 人工知能が優れているのは知能ではない。体力だ。 AIから学ぶべきことは、鈍感力が高いほうが仕事に集中でき能力を発揮できるということ。そして何より、すべては体力によって支えられているということ。 体力さえあれば、多少の能力の差など問題にはならない。
 体力がなければ、正しい判断を素早く積み上げることはできない。
 体力をつけ、体質を改善し、体調を整える。
 意識するのはたった3つ。 ①睡眠は1日8時間 ②食事は赤身の肉を食べる ③運動の基本は1日1万歩歩くこと。
 残業は「百害あって一利なし」。

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THE END OF JOBS 僕たちの20年戦略 [読書メモ2018]

『THE END OF JOBS 僕たちの20年戦略』 テイラー・ピアソン 2017/12

THE END OF JOBS 僕たちの20年戦略 (T's BUSINESS DESIGN)

著者は起業家、コンサルタント。 知識より起業家精神が重要になり、従来の仕事はなくなっていくという本。

 今は起業家という生き方、あるいは企業家的な働き方を選択することが、いい仕事を得るための明確な道筋になり始めている。
 僕たちは人生や目の前の現実を、かつてないほど自由に変えていける時代に生きている。
 仕事(ジョブ)とは、ほかの誰かがつくったシステムの通りに働くことである。
 従来型の仕事はすでにピークに達している。会社勤め的な働き方が有効だった時代が終わりに近づいている。
 グローバル化によって、知識労働の仕事までもが、国外に流出しようとしている。 テクノロジーの進化によって消えつつある仕事は多い。
 ほぼすべての産業で、仕事はますますコモディティ化している。つまり差別化できる特性がなくなってきている。
 今求められているのは、入り組んで混沌とした状況で問題を把握し、解決していける能力、すなわち起業家精神なのだ。
 今世の中が直面している経済的な停滞は、新たな経済期への移行期にさしかかっているため。 新たな経済期では、①制約(ボトルネック)が知識から起業家精神にシフト ②支配的機関が会社から個人にシフト ③支配者がCEOから企業家にシフトしている。
 僕たちは人類史上最高に、起業が簡単で、安全で、儲かる時代に生きている。
 僕たちは「果ての国(異常値が平均値に大きな影響を与える)」で生きている。
 スローレーン(コツコツ働いて金持ちになる)を走っていては奴隷のままだ。
 全員が同じ方向を目指してどこかに進むような時代は終わった。これからは一人ひとりが自分で人生を描いていく時代だ。

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「半径5メートル最適化」仕事術 [読書メモ2018]

『「半径5メートル最適化」仕事術』 佐々木希世 2017/06

「半径5メートル最適化」仕事術 おしゃべりな職場は生産性が高い

著者はコミュニケーション設計の専門化。 コミュニケーションによる日本のオフィスの活性化を説く本。

 欧米のビジネスパーソンからは人間関係のストレスをあまり感じない。 アメリカやイタリアの人は職場におけるリレーションシップ・マネジメント、すなわち同僚との関係構築を、日本人よりも上手にやっている。
 個人が効率的に成果を出すためには、「自分の席から半径5m以内、つまり毎日顔を合わせる数名との関係づくり」がカギ。 「半径5m最適化」の成功は、あなた自身が「この人になら協力したい」と周囲から思われるかどうかにかかっている。
 「働き惜しみ」をしない人には、それを見ている周りの人が必ず次のチャンスを与えてくれる。
 やはり普段から「ちゃんとしゃべる」ことが大事。 喜怒哀楽は、顔を見せて伝える。
 「スモールトーク(世間話)」の達人になる。 アメリカでは面白い話ができる人は有能だ、という考え方もあるようだ。
 アメリカの職場では「笑い」を大切にする。仕事中でも気の効いたジョークで人を笑わせる人は尊敬される。
 「知らないことは人に聞く」を文化にする。
 アクシデント(想定外)は自分の伸び代を思いきり出して成長するためのチャンス。
 アメリカの議事録は、一番上に「決定事項」、次に「とるべきアクション」を書き、その下に「決定に影響した重要な意見を列挙する」というスタイル。
 同じ10分間休むならば、スパッと仕事から離れ、しっかりと気分転換する。
 「あの人はああいう人」と言われるようになる(デファクト化)と、仕事はラクに(我流が通しやすく)なる。
 1に健康、2に家族、3に仕事。
 孤立を恐れず、誰・何に対しても「正しく」ある。

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2月第3週に読んだ本(まとめ) [既読一覧]

『地球-ダイナミックな惑星』 マーティン・レッドファーン 2013/05
『空気中に浮遊する放射性物質の疑問25』 日本エアロゾル学会(編) 2017/12
『ダーティ・シークレット』 リチャード・マーフィー 2017/10
『法律を変える教科書』 別所直哉 2017/12
『最短距離でセンターに立つ仕事術』 上田勝啓 2012/05

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