So-net無料ブログ作成

第四次産業革命 [読書メモ2018]

『第四次産業革命』 西村康稔 2016/09

第四次産業革命 - ロボット、AIであなたの生活、仕事はこう変わる - (ワニブックスPLUS新書)

著者は衆議院議員。 第四次産業革命がどのようなものか紹介する本。

 日本企業はトラブルにつながるリスクを回避することを最優先にしようとするため、チャレンジできず、動きに早さが出せない。
 IoT、ビックデータ、人工知能、さらにはロボットなどの技術革新によって、第四次産業革命が起こりつつある。
 センサーの数は現時点で数百億個、2030年には100兆個に届くほど拡大する。
 今後起こりうる潮流の第1は「カスタマイゼーション」。個人にカスタマイズされた製品サービスが安価に生み出される。第2は「シェアリングエコノミーへの移行」。第3は「人間の役割の変化」。今後20年で、現在の仕事の半数はなくなるといわれる。
 第四次産業革命がもたらす変化のスピードは極めて速い。この流れに対応していくためには、現状の日本企業の意思決定スピードでは間に合わない。 「まずはやってみる」ことの方が重要。
 フィンテックが注目されている要因:①インターネット取引の拡大 ②スマートフォンの普及 ③既存金融機関への不信の高まり(主に海外)。 現金の使用を前提とすれば、日本の金融インフラはとても便利。このため日本では金融インフラの改革が進みにくく、(この分野の)ベンチャー企業も育ちにくい。
 ブロックチェーンの進展によって、より法定通貨に似通った性質を持つ様々な価値自体が社会に流通し、これまで中央銀行が制御しようとしてきた金融政策などの仕掛けを、民間主導で行うことが理論上は可能となる。
 中期的にはサイバーセキュリティの世界も人工知能同士の戦いになっていくかもしない。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

やっぱり会計士は見た! [読書メモ2018]

『やっぱり会計士は見た!』 前川修満 2018/02

やっぱり会計士は見た! 本当に優良な会社を見抜く方法

著者は公認会計士・税理士。 危ない会社を決算報告書から見分ける方法を教える本。

 効果的に稼ぐためには、次の2つのポイントが大切。 ①「利幅の厚い」商売をすること ②「資本の回転速度」を高めること。
 トヨタの在庫の平均的な滞留期間は12日。一方、日産25日、ホンダ41日、マツダ24日。 トヨタは資本の回転速度が他社よりも、うんと高い。 田崎真珠は2年半分の在庫を抱えて2008年には大赤字の決算を発表して、創業者を含めた経営陣が退陣した。
 ヤマトホールディングスの2017年の業績悪化の原因は、デリバリー(宅配)事業のセグメントだった。 判断基準となるのが、売上高総利益率と売上高営業利益率、そして利幅の厚さを事業ごとに細分化すること。
 「資本の回転速度」を推し量る指標: 売上債権回転率の悪化は貸し倒れのシグナル。
 「利幅の厚さ」、「資本の回転速度」を一度に評価するのが、これらを掛けた「資本利益率」。 資本利益率の代表的な指標のひとつがROA(総資本利益率)。
 日本企業の特徴としてROAが低いということがしばしば指摘される。 売上ばかりが肥大化し、中身のまずい経営体になってしまっている。
 実業界でROA以上に注目されるのがROE(株主資本利益率)。 GPIFは経営陣にROE向上の重要性をもっと問いかけるべき。
 ROEは「売上高利益率」「総資本回転率」「財務レバレッジ」に分解できる。
 日本の株価水準が低い原因の一つがROEの低さ。日本企業のROEが低い要因のひとつは、自己資本の比率が高い、つまり負債を有効活用していない、ということ。 財務レバレッジをいかしてROEを上げる方法のひとつが「自社株買い」。
 M&Aの成否を知るにはROAを見るのが手っ取り早い。 よりリアルにM&Aの成否が分かるのがキャッシュフロー計算書。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

2050近未来シミュレーション日本復活 [読書メモ2018]

『2050近未来シミュレーション日本復活』 クライド・プレストウィッツ 2016/08

2050 近未来シミュレーション日本復活

著者はレーガン政権で商務長官特別補佐官などを歴任。 政策を転換すれば2050年までに日本は復活するという本。

 (著述は2015年)2017年、自衛隊機が中国軍機を誤って撃墜したことから、中国は尖閣諸島を占拠。 米国は在韓米軍の数を大幅に削減し、韓国から2万の米軍を撤退させる。 中韓同盟が成立しつつある。
 アベノミクスは効果なし。 日本からの資本逃避に拍車がかかり、日本はIMFの管理下に入る。
 ソニー、サムスンと合併。
 沖縄の住民投票で、日本から独立するという意見が多数派を占める。2022年までに沖縄と本土の米駐留軍を撤退させ、第7艦隊も母港はグアムに移転する。
 日本では養子縁組が珍しいことも、少子化(中絶)の一因。米国では赤ちゃん1万人に170件、日本は6件。この差が生まれる大きな要因は戸籍制度。
 2030年にはフランスの人口がドイツを上回る。
 女性差別につながる配偶者控除などは廃止。所得税は世帯課税ではなく個人課税中心の制度に。
 2050年には女性就業率は85%。企業役員のほぼ半数、CEOの35%は女性。
 2030年、日本はほぼ完璧な(シンガポールのような)バイリンガルの国に。
 旧型の原子力発電所はは2030年までに全廃され、IFR(統合型高速炉)に置き換えられる。
 日本が抱えている問題は経済ではない、政治なのだ。日本人は自己責任に任せれば、驚くほど革新的で生産的な国民だ。日本が将来に秘められた可能性を実現するためには、社会に深く根付いている中央集権的な政治構造から脱却し、地方分権的なシステムへ思い切って転換することが必要。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

寝てもとれない疲れをとる本 [読書メモ2018]

『寝てもとれない疲れをとる本』 中根一 2017/10

寝てもとれない疲れをとる本

著者は鍼灸師。 自分に合った疲労ケアを教える本。

 まず自身の体質を知ること、そしてそれぞれに合った方法でケアすることが、溜まった疲れを確実にリセットしていくための秘訣。
 現代人が抱えている疲れは深刻で、多くの方は自然に回復できる範疇を超えてしまっている。 疲れを放置すれば、寿命を縮めることになりかねない。
 アメリカでは陸海空・海兵隊を含む全軍で鍼灸を正式導入している。
 1日に何時間もパソコンに向かって仕事をする人は、30分に1度、ほんの10秒でも立ち上がったり姿勢を変えることがオススメ。
 心地よい状態にあると、体はおのずと元気を取り戻す。
 健康的な人が行っている健康法はとても説得力があるように見えるが、全ての人に合っているとは限らない。
 体は何かあると必ず、どこかに「不調のサイン」を出している。そのサインにいち早く気づくことで、病気を防ぐことができる。
 胃腸を休めるための効果的な方法は、「胃を空っぽ」にしてあげること。 オススメしたいのは、無理と我慢をしない「1日2食」生活。
 「夜遅くに食べる」をやめるだけで胃腸が蘇る。 「ながら食い」は消化器系の働きが弱まってしまい、疲れの原因になる。
 「食事→入浴→就寝」で疲れやすくなる。疲れにくいのは「入浴→食事→就寝」。温泉旅行でする流れ。
 汗のかきすぎは慢性疲労の原因となる。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

絶対達成する決断力のつけ方 [読書メモ2018]

『絶対達成する決断力のつけ方』 横山信弘 2013/05

絶対達成する決断力のつけ方――意思決定が速くなる「ノイズキャンセリング仕事術」

著者は年間5000人を変える現場コンサルタント。 決断を阻害する最大の要因はノイズであるという本。

 現場では毎回「決断」の連続。 決断できない人は、思い込みの「罠」に引っかかっている。 決断力のない人に、「直感」は百害あって一利なし。
 直感の99%は間違い。 直感で物事を判断したり、決断するということは、完全に自暴自棄。
 結局のところ、決断力のない人は、何を決断するかで頭を悩ませているのではなく、「いまこの瞬間に何かを決めなければならない」という決断ができないだけ。
 人間は極端な数字に強い影響を受ける傾向があり、これを「確実性の罠」と呼ぶ。100%確実でなければ実践したくないという心理的トラップ。
 「直感の罠」を回避する方法として有効なのは、きちんと立ち止まって考える習慣をつけること。
 「インタイム」とは、1分や2分などと極端に短い時間を切り、脳のブースターを働かせるときに使う(アイデア出しの方法)。こうすることで、強制的にノイズも除去される。
 ビッグプラン(あきれるほどぶっ飛んだプラン)を「想像できない」と言う人のほとんどは、「想像しよう」という「決断」ができないだけ。チャレンジしていない。つまり、「想像力」がないのではなく、「決断力」がない。
 2分間の朝の三択: まず「絶対達成」したい目標と期限を書く。そして、ノープラン、チャレンジプラン、ビッグプラン(実際の行動プラン)を順番に書く。次に「ダブルフレーミング」で成功率・失敗率を(感覚で)数値的に表現する。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

8月第4週に読んだ本(まとめ) [既読一覧]

『ハトと日本人』 大田眞也 2018/06

『大豆の科学』 五日市哲雄 2018/07

『よい謝罪』 竹中功 2016/11

『2030年ジャック・アタリの未来予測』 ジャック・アタリ 2017/08

『鹿と日本人』 田中淳夫 2018/07

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

ハトと日本人 [読書メモ2018]

『ハトと日本人』 大田眞也 2018/06

ハトと日本人

著者は日本鳥類保護連盟会員。 日本にいるハトを紹介する本。

 キジバト:奈良時代に「はと」と呼ばれ、平安時代に「やまばと」、室町時代に「つちくればと」、江戸時代から「キジバト」と呼ばれた。 元来は南方系の鳥で、南の地方ほど多く、北海道では夏鳥。
 産卵は、早く3月には見られ、遅いものでは11月まで見られる。抱卵は、昼は雄、夜は雌。抱卵期間は15-16日。 雛にはハト類独特の鳩乳(ピジョンミルク)が与えられる。 孵化して10日後には正羽が生えそろい、15-19日目に巣立つ。
 キジバトは、食物が十分得られさえすれば1年中繁殖できていて、同じ番で年に2-3回繁殖する。
 アオバト:全身がほぼ緑色、顔から胸にかけて黄色みを帯び、腹は白っぽい。 元来、南方系森林性の果実食の鳩。
 アオバトの巣は、日本の野鳥の中では最後まで発見されなかったものの一つ。人里離れた山地の密林で繁殖する。
 ドバト:野生のカワラバトを家禽化したもの(再度野生化した)。多くの品種を総称してドバトと呼ぶ。 日本にカワラバトは分布していない。
 カワラバトの家禽化は紀元前4500年までさかのぼる。 ドバトが日本に移入されたのは、大和時代の391年。『続日本紀』に「献白鳩」とあり、愛玩用だった。
 ハト科の鳥類は、奈良時代まではハトと総称されていた。平安時代にドバトは「いへ(家)ばと」と呼ばれるようになる。室町時代には「たう(塔)ばと」、安土桃山時代に「だう(堂)ばと」、江戸時代中期からドバト(土鳩)と呼ばれるようになった。
 伝書鳩は品種改良したドバトの1品種。レース鳩も同じ。
 ハト科鳥類約300種のうち、日本では12種が確認されている。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

大豆の科学 [読書メモ2018]

『大豆の科学』 五日市哲雄 2018/07

大豆の科学 (おもしろサイエンス)

著者はサイエンスライター。 大豆に関しての知識をまとめた本。

 日本食ブームの根源にあるのは「大豆」。
 大豆は「マメ科」。マメ科は世界で2万種。 大豆は、農水省に登録されている品種名が125種。この他に、「地大豆」の在来品が、わかっているだけで300種類ほど。
 タンパク質の量は、100gの牛・豚肉では20g程度。一方大豆では33gも含まれている。
 大豆の葉は天候や時間によって動いたり角度を変えたりするという特有の動作(就眠運動)をする。
 世界の大豆生産量は3.2億トン。日本は23.2万トン。 世界ではほとんどが搾油用と飼料用。
 つい最近まで日本の大豆は弥生期に中国から渡来したと考えられていた。ところが2015年に5500年前には日本列島で大豆の栽培が盛んに行われていたことが判明した。しかも大豆の自生種子の存在が確認され、大豆の野生種の存在も明らかになった。 自生の豆類は1万1000年前の縄文人が食料資源としていた。
 アメリカとブラジルは大豆の2大生産国で、それぞれ1億トン以上生産する。 世界の大豆貿易量の60%を占めるのが中国。中国ではほとんどを大豆油や飼料用としている。
 日本で国内生産された大豆は全量が食用。
 大豆は成長途中では「もやし」「枝豆」。炒った大豆をすりつぶすことで「きな粉」。水を加えて搾れば「豆乳」「おから」「湯葉」。凝固剤を加えて「豆腐」そして「油あげ」。醗酵すると「醤油」「味噌」「納豆」。搾れば「大豆油」。
 大豆イソフラボンは生殖ホルモンと類似している。味噌汁を1日3杯以上飲む人は乳がんの発生リスクが40%も低くなる。 骨粗鬆症にも効果がある。
 大豆の醤(ひしお、醤油の一種)も縄文時代には作られ、食されていたと考えられる。味噌の起源も醤に端を発すると考えられる。701年の「大宝令」には末醤や味醤、美蘇の字がみられる。
 6000年前の縄文時代には米生産が行われていた。藁には納豆菌が付着していることから、納豆は古代から日本で食されていた可能性が高い。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

よい謝罪 [読書メモ2018]

『よい謝罪』 竹中功 2016/11

よい謝罪 仕事の危機を乗り切るための謝る技術

著者は(株)モダンボーイズCOO。謝罪マスター。 よりよい謝りかたを教える本。

 「謝罪をしない方法」、それは「謝罪をしないでいいように、前もってリスクと付き合うこと」。
 謝罪とは、被害者の抱えている怒りを加害者がしっかりと受け止め、誠意といたわりの気持ちをもって事実関係や原因、反省の気持ちを伝えることで、被害者に心を落ち着かせてもらうこと。
 弁償や賠償は「処置」であって、謝罪の本筋ではない。謝罪とはあくまで「心の問題」。
 加害者の「逃げ腰な姿勢」は被害者の怒りを増幅してしまう。
 「よい謝罪」とは、被害者にできるだけ短期間で「イカリ(怒り)」を「リカイ(理解)」に変換してもらい、賠償などの処置を粛々と行える状態にもっていき、信頼を少しでも回復すること。
 「直接の被害者」が存在しないが、謝罪しなければならないこともある。たとえば、法律違反など、世の中のルールを守らなかったことにより罰せられる類のもの。
 謝罪を成功に導く6つのステップ。 ①命や身体にかかわることがないかを確認 ②経緯・事態を時系列で整理して完全に把握 ③「謝罪シナリオ」を書く ④原因を究明し、再発防止策をまとめる ⑤直接の被害者に、直接謝罪に行く ⑥必要であれば、対外的に発表する。
 対応する順番は必ず「心の問題」の解消を先行させるべき。先に「物理的な損害」の賠償内容の交渉をしようとしても、「金でけりを付ければいいと思っている」などと非難されかねない。
 対外的に公表するかは「公共性」の有無で判断。
 謝罪は早ければ早いほどよい。怒りはかなりの速さで増幅してしまう。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

2030年ジャック・アタリの未来予測 [読書メモ2018]

『2030年ジャック・アタリの未来予測』 ジャック・アタリ 2017/08

2030年ジャック・アタリの未来予測 ―不確実な世の中をサバイブせよ!

著者はミッテラン大統領特別補佐官などを歴任。 すぐに行動しなければ人類に破局が訪れるという本。

 いずれにせよ、2030年までに破局にいたるのは間違いない。
 懸念材料は、高齢化する世界人口、医療サービスの乏しい地域での人口爆発、移民(難民)、地球環境の悪化、気候変動、農業の暗い未来、低迷する経済成長、加速する冨の偏在、破綻寸前の教育・医療システム、脆弱な国際金融システム、膨張する公的債務、民主主義の後退、国家を牛耳る大企業、吹き荒れる保護主義、能力不足の国際機関、社会と家族の崩壊、カルトと原理主義の台頭。
 人類のサバイバルのカギとなるのは利他主義。
 2016年から2030年までの間に、人類史上稀にみる大型のテクノロジー・イノベーションが続出し、われわれの暮らしは激変する。
 2030年、ロボットが自然言語を習得するため、人間でなければできないと思われていた労働までロボットが行うようになる。 新たなセメントが開発され、建物の耐用年数はこれまでの10倍になるため、住宅業界は激震に見舞われる。 海水淡水化設備により、飲料水の利用事情は大きく変化する。 エネルギーを節約することがおもなエネルギー源になる。 共有経済の市場規模は30倍になる。
 技術進歩がどれほど魅力的であっても、雇用は破壊され、冨のさらなる集中が加速する。
 不死への期待は遠のく一方であって、それは一握りの人々だけのものであり続ける。
 デフレが蔓延しし、不安定な雇用や裏切りが当たり前になる。
 世界がマネー崇拝と利己主義というイデオロギーに支配され続け、地球規模で利他主義が根づくことがなければ、危機が次々と訪れるだろう。
 民主主義は「民主主義を装った独裁制」という段階を経て独裁制へと移行する。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。