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脳の老化を防ぐ生活習慣 [読書メモ2018]

『脳の老化を防ぐ生活習慣』 ダグラス・パウエル 2014/06

脳の老化を防ぐ生活習慣 ―認知症予防と豊かに老いるヒント―

著者は臨床心理学者。ハーバード大学医学部講師。  脳の老化・認知症を予防する生活習慣を教える本。

 仕事と子育ての時期がセカンドエイジ。円熟と完成がサードエイジ。サードエイジはおよそ50代中頃から70代で、「実り」の季節。 サードエイジは、身体および知的な能力の個人差が大きくなる。 サードエイジの10-20%が「要注意な年のとり方」をしている人。
 アメリカでは、医師から薬を処方された人のおよそ半分しか指示を守っていない。
 身体に影響を及ぼすことは、認知機能にも影響を及ぼす。 小さな取組み(の継続)が大きな違いをもたらす。 年をとっても、やる気や情熱は変わらない。
 年をとるにつれて低下しやすい認知機能と、低下しにくい認知機能がある。 年齢と共に低下しやすいのは処理速度(理解、判断、反応、記憶などのスピード)、作業記憶(今取り組んでいる課題に必要な情報を覚えておく能力)、並列処理能力。
 覚えられないのは情報の排除・抑制ができないため。
 身体の健康の維持が知的老化を防ぐ。
 身体機能と認知機能の老化を抑える生活スタイルは、①運動習慣 ②家事にしっかり取り組む・余暇活動を楽しむ ③肥満をコントロール ④健康的な食生活 ⑤適度な飲酒 ⑥良好な交友関係 ⑦ストレスにうまく対処する。 適度な飲酒で認知症の発症リスクが低下する。

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ポピュリズムの本質 [読書メモ2018]

『ポピュリズムの本質』 谷口将紀 2018/09

ポピュリズムの本質-「政治的疎外」を克服できるか (単行本)

著者はNIRA総研理事。東京大学大学院教授。 現在広まっているポピュリズムの背景に政治的疎外があるという本。

  政治的疎外とは、本来、民主主義においては人々が権力者となるはずなのに、いつの間にか政治が自分たちではコントロールできないものになってしまい、逆に政治によって自らが翻弄されている感覚のことを言う。
 民主主義各国では、グローバル化や技術革新が、各国固有の事情とも絡みながら、人々の政治的疎外の高まりを生んでいる。この政治的疎外の高まりが合理的解決に導かれなかった場合には、移民排斥や反EU、反既成政党などの動き、あるいはトランプやルペンをはじめとする強力なリーダーへの待望を亢進させ、選挙や国民投票などを契機として噴出する。
 現在ヨーロッパにおいてもポピュリズム政党がその勢力を伸ばしている。しかしながら、単独で政権の座に就くことができた例は今のところアメリカ合衆国のみである。
 アメリカにおいて、近年の党派対立の激化によって、自分の所属していない政党を「敵」とみなすような考え方が強くなってきている。
 「弱い」組織かつ「強い」党派性という近年のアメリカの政党の特徴は、トランプ政権の誕生にとって必要条件であった。
 オバマ政権の時に民主党と共和党の間の人種問題に関する亀裂はより深刻なものになっており、人種マイノリティを敵にするトランプのキャンペーンは人種的な憤懣を抱える白人有権者の支持を調達するのに役立った。
 オランダではすでに2002年の段階でコラムニストのピム・フォルタインが新党をつくり、既成政党批判やイスラム批判を声高に訴え、一気に第2党になるというポピュリズム現象が起きていた。
 極右ポピュリズムの引き金となっているのはグローバル化、不満・不安の受け皿となる社会組織の弱体化による有権者の個人化であり、これは欧州のみならずアメリカやアジアにも共通して見られる現象である。
 同時発生的に見える現代ポピュリズムには、それぞれの国特有の要因がある一方で、各国共通の根源、すなわち人々の政治的疎外がある。

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ブラック校則 [読書メモ2018]

『ブラック校則』 荻上チキ 2018/07

ブラック校則 理不尽な苦しみの現実

著者は評論家。 ブラック校則の問題を紹介する本。

 頭髪が「茶色」の割合は8%程度。「日本人なら黒髪」というのは、データから見ても一つの偏見であるということが分かる。また、「くせ毛」は3割程度。「黒髪ストレート」でない人は、実はこれだけたくさんいる。
 生まれつきの髪色が「茶色」の者は、中学で1割、高校で2割程度が「髪染め指導」を経験している。
 黒染め要求の率は、特に現役高校生で高い。 ここ数十年で染髪剤が普及し、茶髪にすることがファッションとして定着した一方で、黒染めも容易になった。そのため「黒染め要求」が安易に選択される機会が増えたのかもしれない。
 従来からあるスカートの長さの統一のほか、下着の色、眉毛を整えることの禁止など、80年代とは異なる新たな管理項目が急増化している。
 痴漢予防を規制の根拠にあげる学校もあった。しかし、痴漢が被害者の服装によって引き起こされるというのは、性暴力についての典型的な思い込みである。
 髪が茶色くなるからドライヤーの使用禁止という校則も意味が分からない。(公立高校・保護者)
 学校側が、個別の校則の合理性を説明できない。当事者や保護者からの抗議を無視する。校則改定手続きを妨害する。こうした声は以前から聞かれたものだ。
 「子どもの保護」を理由に、どこまで公権力が子どもの人権を制約してよいのか、という点がこのブラック校則問題の中核。
 管理することで子どもを「保護」するのは簡単だ。しかしそれは、結果として子どもから失敗や回り道の機会を奪い、大人だけが安心感を得られるに過ぎない。
 ルールと違うからと叱責しかできないのなら、学校失格。それは教育ではなく飼育、指導ではなく調教にすぎない。

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アフター・ヨーロッパ [読書メモ2018]

『アフター・ヨーロッパ』 イワン・クラステフ 2018/08

アフター・ヨーロッパ――ポピュリズムという妖怪にどう向きあうか

著者はブルガリア出身。ソフィアのリベラル戦略センター理事長。 現在のヨーロッパは2000年代初めの理想論では立ち行かなくなっている、という本。

 「アフター・ヨーロッパ」とは、旧大陸が世界の政治における中心的役割も、欧州人自身に対する自信も失ったことを意味する。「欧州合衆国」という考えが、過去50年間のうち、どの時期と比べても心に響かないものとなっていることを意味する。欧州と世界の未来の形についての甘い希望と期待を捨て去らねばならないことを意味している。
 仮に分裂が実際に起こったなら、それは周辺国の脱走からではなく、主要国(独・仏)の反逆から引き起こされるだろう。
 EUは、人類がより民主的で寛容な社会という方向に進展しまた発展するという、極めてリスクの高い賭けである。 この世界観こそが暴落している。大勢の欧州人が、移民の流入を無条件に民主主義の失敗の印と見なしていることは、今日的な問題であることを示している。
 今日の結合した世界において、移民は新たな革命である。 それはグーグルマップ上の国境の向こう側にある生活の画像により引き起こされている。 人々は自分の生活を、もはや隣人とは比べない。彼らは地球上の最も裕福な住民と比較する。
 過去25年間で、ブルガリア人の10%が国を離れた。国連の予測によれば、ブルガリアの人口は、2050年までに27%縮小する。 IMFは、人々の流出が継続すれば、中欧、東欧と南東欧は、2015年から2030年の間にGDPの9%を失うと計算した。
 民主的な欧州では、緊縮財政の「代わりとなる政策がない」という言説が今日の決まり文句になっている。
 国民投票は複雑な政策事項を危険なほどに単純化し、しばしば辻褄の合わない政策へと導いてしまう。 国家レベルの国民投票の急増は、EUを統治不可能にする最も手っ取り早い方法である。

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電波の疑問50 [読書メモ2018]

『電波の疑問50』 早川正士 2018/09

電波の疑問50ー電波はスマホ、Wi-Fi、GPSにも必要?ー (みんなが知りたいシリーズ11)

著者は電子情報通信学会フェロー。 電波とはどのようなものかを解説する本。

 イタリア人マルコーニが無線通信の実験に成功したのが1896年。その16年後に起こったタイタニック号沈没事故によって、無線通信士の重要性を世界が知ることとなった。
 電波は、進行方向と直角に振動する電界と、電界と直角に振動する磁界をもつ横波。
 変位電流が電波の本質。 変位電流とは、本物の電流は流れないが、電気力線の時間変化が等価的な電流として流れること。
 初めて電波を人工的につくったのは、ドイツ人のヘルツ(1888年)。
 海上自衛隊のVLF送信局は22kHz。海水中では電界の強さが約1/3に落ちる距離σ=1.8m。つまり、水深数mしか届かないので潜水艦は水深の浅いところにいるときにしかこの電波を受信できない。 計算上では、周波数をさらにより低周波数にすればσを大きくすることはできるが、その波長では放送局をつくることが不可能。
 夜になると遠くのAMラジオ局の電波が届くようになるのは、昼と夜(太陽側と地球の影側)で電離層の電子密度分布が異なるから。
 東京タワーの電波出力は、NHK総合1局で、映像50kW、音声12.5kWだった。スカイツリーはテレビは10kWで出している。
 アンテナantennaという言葉は、昆虫の触覚という意味。
 波長300mの中波放送(AMラジオ)を聞きたいからといって、長さ150m(波長の1/2)のアンテナを張ることは無理。ラジオがよく聞こえるのは、放送局が大電力で放送しているから。
 高度30から400km上空で核爆発を起こせばEMP(電磁パルス)攻撃が実現可能。
 100MHzの電波は、乾燥した砂の場合、表面から10m進入すると電力は約1/5。湿った砂の場合、1/1000。
 電子レンジは、原理的には電波レンジとか電波オーブンというべき。microwave ovenといっているアメリカの方が用語的には正しい。

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11月第4週に読んだ本(まとめ) [既読一覧]

『都市をたたむ』 饗庭伸 2015/12

『10年で激変する!「公務員の未来」予想図』 小紫雅史 2018/10

『嗅覚はどう進化してきたか』 新村芳人 2018/10

『1時間でわかるネット副業』 リンクアップ 2018/05

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都市をたたむ [読書メモ2018]

『都市をたたむ』 饗庭伸(あいばしん) 2015/12

都市をたたむ  人口減少時代をデザインする都市計画

著者は首都大学東京准教授。 人口減少時代の都市計画がどのようなものかを語る本。

 日本の都市計画家たちが口を揃えて悔しがる事件に、「グリーンベルトの失敗」がある。グリーンベルトとは都市の市街地の周りに農業、園芸、牧場等よりなる大きな緑のベルト地帯をもうけ、都市の拡大をそこで抑制するという方法。
 日本の人口減少がいよいよ本格的に始まり、近年は都市を縮小する様々な取組みがうまれている。 都市のために都市を縮小するのではなく、私たちの持つ小さな目的のために、主体的に都市を使いながら縮小する、その時に「都市計画」をどう組み立てていくか。
 人口が増加する時代の人口の動きは読み取りづらく計画が立てづらい。しかし人口は減少局面に入り、確実性の高い未来の人口についての予測を手に入れることが出来ている。
 「縮小化」の兆候を観察してみると、空き家は必ずしも周辺部に発生しているわけではない。
 拡大期には、都市はスプロール(虫食い)的に拡大する。
 都市縮小期において、都市の大きさが小さくなるわけではない。都市の大きさ自体はほとんど変化せず、内部に小さな孔がランダムにあいていく動き、このような動きを「スポンジ化」とよぶこととしたい。
 スポンジ化には「超小規模化」「多方向性」という特徴がある。 (用途の)混在によって可能になる暮らし方もある。例えば郊外の住宅地に住む人が、少し早起きして畑で農業を行い、シャワーを浴びてから近所のオフィスで働く。
 コンパクトシティは理論的には正しいように思うけれど、実際に具体的な政策に落とし込んだ時に、膨大なコストがかかることは明らかであり、実現性を失ってしまう。
 長い時間の先には、筆者が「非営利経済社会」とよんだ、土地が市場に組み込まれていない、土地がただ生活を支えるだけのものになる社会が待っている。

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10年で激変する!「公務員の未来」予想図 [読書メモ2018]

『10年で激変する!「公務員の未来」予想図』 小紫雅史 2018/10

10年で激変する! 「公務員の未来」予想図

著者は奈良県生駒市長。 (地方)公務員は変わらなければ生き残れないという本

 AI(人工知能)の発展により、将来なくなる可能性のある職業として、行政事務員(国・県市町村)が例示されている。 今後、AIやロボット、ITは急速に発達し、自治体における定型業務がなくなっていくことは確実。
 エストニアでは、ほぼすべての行政手続きをオンラインで済ませることが可能。
 公務員がこれからの時代に生き残っていくには、人間にしかできない仕事に特化し、現場に入り、専門性に磨きをかけることが不可欠。
 公務員の終身雇用はこの15年くらいを目途に崩壊する。 年功序列制度はもっと早期に見直されるはず。
 「行政にしかできない業務」とは何か、が問い直される。 すべてを行政で行うという幻想はとっくの昔に終焉している。
 今後、自治体の庁舎はなくなるか、市民や事業者との共有スペースになっていく。 「全職員が、決められた時間に決められた場所に出向き、同じ空間で仕事する」という常識が一気に崩れる。
 今や多くの自治体が従来の筆記試験偏重型の公務員試験を廃止して、SPI3(民間の適性検査)を導入している。
 公務員の転職が当たり前になる。 公務員の常識にとらわれない外部人材の方が効果的な取り組みを作り出し、実施できる可能性も高くなる。 「専業公務員」は少数派になる。
 すべての自治体に国際化対応が求められる。
 自治体職員に求められていることの第一は、自治体職員が自分の力で考え、行動すること。すなわち「主体性」。
 常識にとらわれず、タブーに挑戦する「突破力」を身につけよう。

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嗅覚はどう進化してきたか [読書メモ2018]

『嗅覚はどう進化してきたか』 新村芳人(よしひと) 2018/10

嗅覚はどう進化してきたか――生き物たちの匂い世界 (岩波科学ライブラリー)

著者は東京大学大学院農学生命科学研究科特任准教授。 タイトル通りの本。

 匂いの分子のうちもっとも小さいものは、分子量17のアンモニア。 一方、匂いの分子の分子量の上限は約350。
 分子量が17から350の間で、常温で気体になる分子でも、匂いがあるとは限らない。 メタン、エタン、プロパンなどの分子も無臭である。
 二酸化炭素は人間には無臭だが、蚊などの昆虫や哺乳類の多くは二酸化炭素の匂いを感じることができる。
 一杯のコーヒーから発せられる香気成分には約300種類もの匂い分子が含まれている。
 匂い分子は鼻腔の嗅上皮で検出される。空気中を漂っている匂い分子が吸気とともに取り込まれて嗅上皮に達する経路を「オルソネーザル経路」という。もう一つ別の経路がある、食べ物を噛んでいるときに、喉の奥を経由して嗅上皮に達する経路で、「レトロネーザル経路」という。 食べ物を美味しいと感じるためには、レトロネーザル経路が重要である。
 人間は、匂いを受け取るための嗅覚受容体を約400種類もっている。それぞれ異なる遺伝子にコードされている。 視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚の5感の中で、嗅覚は断トツで受容体遺伝子の数が多い。(味覚は30数個、視覚は4個)
 嗅覚に対しても、色盲に相当するような現象がある。特定の匂いを感じられない人がいる。正式には「特異的無嗅覚症」という。
 知られている中で一番多くの嗅覚受容体遺伝子をもつ動物は、アフリカゾウの約2000個である。イヌは約800個でヒトの2倍。
 イヌの嗅覚感度が高い理由の一つは、嗅神経細胞の数。 ヒトの嗅神経細胞の数は約500万個、イヌは約2億個。
 霊長類の進化過程で嗅覚受容体遺伝子の数が減った主な要因の一つは、果物から葉へと食べ物が変化したことであった。

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1時間でわかるネット副業 [読書メモ2018]

『1時間でわかるネット副業』 リンクアップ 2018/05

スピードマスター 1時間でわかる ネット副業

著者は編集プロダクション。 最新のネット副業の情報を集めた本。

 事例: ①ポイントサイトで年間125万円 ②アフィリエイトで月収50万円 ③せどりで月収100万円 ④輸入ビジネスで月収150万円。
 銀行口座は副業を始めるのに必須。インターネットバンキングを利用すれば、振込みや残高照会が自宅で行なえるので非常に便利。 せどりや輸入など、自分で何かを購入する必要のある副業の場合は、クレジットカードを1枚用意しよう。
 もっともかんたんに始められるネット副業は「ポイントサイト」。 サイト内の広告をクリックしたり、ゲームをしたりすることでポイントを貯める。 アンケート回答サイトは1回数円-数十円程度の高ポイント。
 アフィリエイトに適したサービスとしては「livedoor Blog」や「FC2ブログ」が挙げられる。 アフィリエイト初心者におすすめのASPは「A8.net」や「afb」。
 アフィリエイトには、1件の成約で数万円の報酬が得られる高額案件もある。クレジットカードの申込み、証券口座開設、ウォーターサーバーの契約など。
 アフィリエイトは、1サイトに1テーマが基本。
 ネットせどりは、「ヤフオク!」「Amazon」「メルカリ」の3つのサービスを使い倒す。 家電せどりは利益率が高い。
 海外輸入で定番の仕入先は、ebayとアメリカのAmazon。アクセサリーを中心に仕入れるなら、中国のアリエクスプレス、アリババ、タオバオがおすすめ。
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